四万十川のほとりにて

Uターン爺さんのガーデニングや田舎暮らしを日記に。

映画・モリのいる場所

2019-02-03 08:03:59 | 日記
久しぶりに映画を見た。沖田修一監督作品の「モリのいる場所」で、山崎努と昨年亡くなられた樹木希林が主役の映画。画家熊谷守一の晩年の生きざまを丁寧に描く。
熊谷守一ことモリは94歳、愛する庭とそこに住む生き物を見つめ静かに暮らしている。家の外には30年も出たことがないと言われているが、決して偏屈でも人間嫌いでもない。蟻(アリ)は動き出すとき左足から動かすという。文化勲章の打診があったとき、受賞したら騒がしくなるから断れと妻に言う。妻は76歳でかいがいしく世話をしている。何とも世間離れの仙人のような生活をしているが、取材に来たカメラマンや近所の人々や若者たちとの交流も面白い。ある夏の日々を丁寧に描いた傑作。最後はこんな生き方をしたいと思った。
主催は”ここでえいがかい/?の自主映画会で、会場は四万十市中央公民館。150人ほど集まった。
この前大きなスクリーンで映画を見たのはいつだったろう。田舎に引っ越す前、名古屋で観たケビン・コスナー主演「ボデイガード」以来かな?そうすると30年ぶりになる。何とまあ時が経ってしまった。テレビではたまに観ることはあっても劇場ではご無沙汰していた。当地の映画館[太陽館]もつぶれた。映画を観に、高知市まで出かけなくてはいけない。往復4000円を出して観に行くかな。ちょっと無理かな。
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