立春の前後2~3日はぽかぽか陽気、暖かかったですね。でも、今日はまた雪など降って寒いです。
昨日の成城教室では、一足早い春を生けました。
お稽古中に窓から朝日が入って、とても幸せな気分でした。
啓翁桜の花も生けている内に蕾が膨らんで、お稽古が終わる頃には
可愛いピンクの花びらが咲き出してくれました。
花材 啓翁桜・キンギョソウ 剣山無しで生ける 成城教室 田所正枝さん作
最近田所さんは、剣山無のお稽古はしていなかったので、挑戦してもらいました。
基本的なことをきちんと守って進めれば、綺麗に留まります。
桜の木の枝を目立たないようにワイヤーで繋ぎます。この時、どの枝と組み合わせていくか、力学的なことも考えて。
左奥の枝と左前の枝を真ん中にある短いV字の枝で繋いでます。これで三点が結ばれていますので
安定しています。 キンギョソウは茎が細いので自力で立たせるのは無理です。多少枝に寄りかかっても
良いでしょう。 剣山が無いので水盤の中が綺麗に見えますね。
そう、足元を綺麗に見せることが大切なんです。 田所さん久々にしては上手に出来ました。
作品の後です
作品を横からです 上手く生けられた作品は何処から見ても綺麗ですね。 この三角形の花器は
コーナーが三点あるので生けやすいのです。でも、三点に枝を置いて立てているのでは
芸が無いですね。しかも作品としての面白みも出ません。 この作品は2点はコーナーを利用していますが
3点目は花器の中ほどに立てています。 でも、初めて挑戦する方は、三方から立てて立つ喜びを味わってください。
素敵な先生だと、つくづく思います。
水盤の中では、もう啓翁桜がほころんできているのですね。
原木のある西吉野町の啓翁桜の里では、4月はじめ頃に、山全体が朧なピンクに染まります。
とても嬉しいのですが、反面、こんな表現で皆様に分かって頂けたかしら?とか、
こうしたいけどPCの技術的な未熟さで、出来ないことも多くて悩んでいます。
花の写真に矢印とか、丸をつけるとか、おいおい出来るようにしたいと思います。
anikobeさんに頂いたコメントに励まされて頑張ります。