
昨日、久しぶりに大江家を訪問した。
お庭を観てくださいと、ゆかりさん(光さんのお母様)に誘われた。
庭に入ったとたん、ピンク、薄紫、白、黄色、赤、色とりどりのバラが目に入った。
きれい、バラの芳香が甘く漂って、まるで秘密の花園に迷い込んだようだ。
一つ一つのバラに名前が付いていて、その特徴をまるで我が子のようにいとおしげに、説明してくれた。
バラの花が100鉢以上あるとか。中でもゆかりさんの大好きなオールドローズが何本もあった。
オールドローズのひとつで、花びらは白、中の花芯が緑色の爽やかな「グリーンアイ」は、初めて見る種類だった。私もすっかり虜になった。
あまり素敵なお庭なので、随分時間が経っていた。
家に入ると、光さんがCDラックの前で、下を向いたまま顔を上げてくれない。待たせすぎたので、すっかりご機嫌斜め。
お茶になり、学校時代の話題が出る頃になると、顔の硬さが取れて、会話に加わってくれた。フランスの話題が出ると「マダム林」などと言ったり、冗談も出始めた。
CDにサインをして欲しいと依頼すると、直ぐに書き始めてくれた。文字が以前に比べ、大きくしっかりしてきた。あっという間に15枚書き上げてくれた。
久しぶりに逢う光さんがなんだか若々しい。「成人病が出て大変なんですよ」とお母様は言われていたが、ちっとも年をとっていない。
帰り際に、す~と私に近寄ってきて腕を組んでくれた、やっと心を開いてくれた。嬉しい。
大江家とは4半世紀に渡るお付き合いになる。節目節目の時には、何時も声をかけてくださる。
6月11,12日のコンサートが、無事成功裏に終り、13日の光さんのバースディが迎えられるよう心から祈りたい。