空手バカなオヤジの日常

新潟の空手道場「空手道新武会」で稽古に励む、空手バカオヤジの徒然記

第15回南東北空手道選手権大会 その3 ~組手競技 その2~

2015-09-19 00:44:52 | 空手 大会
 小学6年生男子の部には、H1級、R1級の2名が出場しました。

 H1級は、初戦を勝ち上がり、2回戦で今年春の全日本大会3位、今大会でも準優勝した選手と対戦しました。強豪選手相手に、延長までもつれ込む熱戦を展開しましたが、相手選手は接近戦での膝蹴りが非常に上手く、その膝蹴りで技ありを奪われ、敗れてしまいました。しかし、全日本3位の選手を相手に、延長までもつれ込む戦いをしたのですから、大したものです。
 H1級は、気持ちが強く、積極的に攻めていく姿勢は素晴らしいと思います。ただ、技のつなぎのスムースさがもうひとつ足りないように感じます。型の項でも述べましたが、体幹を鍛え、体軸がさらに安定すれば、課題の技のつなぎもさらに向上すると思います。更なる精進を期待します。


 R1級は、初戦で優勝した選手との対戦となりました。体格で勝る相手に呑まれてしまったのか、、横への動きがなく、技も単発で、自分のよいところを出せないまま敗れてしまったように感じました。さらに経験を積み、どんな相手に対しても、自分の組手をできるよう、精進してほしいと思います。



 小学5年生女子の部には、E5級が出場しました。

 E5級は、終始積極的に技を出し続ける組手で初戦を勝ち上がり、準決勝戦で今年春の全日本大会小学5年女子重量級チャンピオン、今大会でも優勝した選手と対戦しました。
 軽量級の体格のE5級とは、身長で約10センチ、体重で約10キロの体格差がありましたが、ひるむことなく、終始積極的に技を出して自分の組手を貫き、素晴らしい試合を見せてくれました。結果は併せ一本負けでしたが、5級ながら全日本チャンピオン相手に真っ向勝負を挑んだその姿は、限りない可能性を感じさせました。第3位入賞おめでとう。更なる精進を期待します。



 小学4年生男子の部のは、K4級が出場しました。

 K4級は、初戦で今年春の全日本大会3位、今大会でも準優勝した選手と対戦しました。
疲れているのか、私の知るK4級とは思えないほど動きに精彩がなく、相手選手の手数が勝り、判定で敗れました。内容的には、動きに精彩を欠きながらも、一方的に攻め込まれたわけでなく、良い攻撃も返しており、調子が万全なら、かなり良い勝負になったのでは、と感じられました。惜しい試合でした。



 小学4年生女子の部には、I 3級が出場しました。

 I 3級は、長岡道場の道場生ですが、毎週日曜日の新潟道場の選手クラス稽古に長岡から通い、ほぼ皆勤している努力家です。その努力が実り、着実に力をつけてきています。
 今大会も、初戦を積極的な攻めで勝ちあがり、準決勝に進みました。準決勝の相手は、今年春の全日本大会準優勝、今大会も準優勝した選手でした。積極的に攻めたものの、相手選手に一日の長があり、併せ一本負けを喫しましたが、見事な第3位入賞でした。更なる精進を期待します。



 小学1年生男子の部には、H10級が出場しました。

H10級は、気持ちが強く、常に前へ前へと攻めていく姿勢はとても良いのですが、突きが上段に流れてしまうことが多く、今大会も、2回戦で上段突きの反則で敗れてしまいました。
 試合である以上、絶対にルールに則った戦い方で戦わなければなりません。これからの稽古で、「きちんと技をコントロールして反則個所を打たない」ということを学んでいってほしいと思います。



 今大会の組手競技では、型競技同様、新武会の選手たちの着実なレベルアップを感じさせる試合が多くありましたが、上位入賞選手との差も痛感させられました。上位入賞選手との差は何なのか、それは、「技ありを奪える技を持っているか否か」の差のように感じました。
 「この技なら、確実に技ありを奪える」という技を磨き、さらに高みを目指してほしいと思います。更なる努力、精進を期待します。

 最後になりましたが、他流派である私ども新武会を快く大会並びに型講習会に参加させてくださった、極真空手道連盟 極真館 主席師範 岡崎寛人先生はじめ、極真館の諸先生方、大会関係者の皆様方に心から御礼申し上げます。ありがとうございました。


皆、お疲れ様でした。
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