持久戦っぽい店舗移転後二年目の秋になっている。バイトが主で店が從という望ましくはない本末転倒な暮らしになっているが、これらの隙間で見出す良き音楽に沈潜する秋もよいものだ。目下のトップ愛聴盤は黒人系若手女性テナー奏者メリッサ アルダーナの最近発売のCD「Back Home 」だ。なんといっても一押しは最後を締めくくるタイトル曲の「Back Home 」である。これは鮮度感溢れるJochen Rueckertの快活なドラミングもメリッサのテナーと同じように聞かせどころを満載していることに気がつく曲でもある。
彼女の怜悧な即興スピリッツと豪快なテナーブロウが良い塩梅のビート感で躍動するとても好きな曲である。どこか懐かしいジャズ巨人ソニー ロリンズのコンテンポラリー盤「Way out West 」の曲想に通じるテンポ感を満喫できる曲だ。You tube の偶然放浪で知ったメリッサ、最初に感動した曲が「 アイル ビー シーイング ユー」。好きなラッパ奏者トニー フラッセラの沈鬱な名演が私的最高曲だがこれも素敵な現代の「アイル ビー シーイング ユー」でそれ以来メリッサの音の虜になってしまった。
唯一、このCDの難点はスタンダード曲の地味目選出曲が1 曲だけということかもしれない。メリッサがバラードでまったり吹いているガーシュウィンの「My ship」こんな美的深みのあるジャズ曲をもう少し増やしてくれたらさぞかしこのアルバムの価値を上げただろうと残念でならない。
営業ご案内 土日 午後13時〜19時 近日予定 台湾茶を知る会、横浜石川町 専門店店主による台湾茶のテイスティングの催し。
彼女の怜悧な即興スピリッツと豪快なテナーブロウが良い塩梅のビート感で躍動するとても好きな曲である。どこか懐かしいジャズ巨人ソニー ロリンズのコンテンポラリー盤「Way out West 」の曲想に通じるテンポ感を満喫できる曲だ。You tube の偶然放浪で知ったメリッサ、最初に感動した曲が「 アイル ビー シーイング ユー」。好きなラッパ奏者トニー フラッセラの沈鬱な名演が私的最高曲だがこれも素敵な現代の「アイル ビー シーイング ユー」でそれ以来メリッサの音の虜になってしまった。
唯一、このCDの難点はスタンダード曲の地味目選出曲が1 曲だけということかもしれない。メリッサがバラードでまったり吹いているガーシュウィンの「My ship」こんな美的深みのあるジャズ曲をもう少し増やしてくれたらさぞかしこのアルバムの価値を上げただろうと残念でならない。
営業ご案内 土日 午後13時〜19時 近日予定 台湾茶を知る会、横浜石川町 専門店店主による台湾茶のテイスティングの催し。