ドイツならマリーネ・ディートリッヒ、フランスならエディット・ピアフ、アメリカならビリー・ホリディーのような人生の情景が滲み出す歌い手のボーカル再生にピッタリな携行タイプの50年代ドイツユニットがここ数日 ラジオ亭の空気に春の潤いをもたらしている。
真空管やビンテージスピーカーの話題になるとお互いに膝を乗り出す同好の士ともいうべき横須賀在のAさんが期間限定で貸してくれたドイツシーメンス社のハンドルグリップ付きカーゴ型スピーカーだ。もう一つは同じドイツ製の小さなアルニコマグネットを背負っているSABA社の20センチのもの。
これはAさんから物々交換で入手したもので小さな正方形の密閉箱の後面の蓋を外してある。面白いことにシーメンスのキャビネットは緑色の塗装が丁寧に施されていて見た目も美しい。SABA社はコーン紙が緑色に染色されている。緑は50年代ドイツスピーカーの流行色だったのかもしれない等と勝手な推測をしながらありったけのボーカルソフトを聴き比べる暇時間が楽しい。
やはりラジオ亭に1Wくらいの真空管アンプを貸与してくれているNさん製作のミニアンプが活躍している。ほぼ同時代の両者の鳴りっぷりを判別しやすいのは、左右のボリウムが独立している為で左がシーメンス、右がSABAだ。瞬時切り替えしながら好きなリー・ワイリー、ミリ・バーノン、ジュリー・ロンドン等を聴き比べているのだが、どちらとも判定しがたい状況だ。そこで4月29日(土)午後2時〜好きなソフト(但しモノラルのボーカルに限定)の持ち寄り茶会をすることになった。限定10名 参加費 コーヒー+ケーキ付き 1000円 参加申し込みはブログコメント欄に書き込みオーケーです。
営業ご案内 4月17日(月)20日(木) 休業 18・19・21・22・23 各 平常営業12時〜19時
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