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信州の春

2007年04月04日 | 旅行
服部です。先週末は春の陽気に誘われて信州へ。松本、上田、諏訪方面に行ってきました。

松本からちょっと北に行ったあたりに 白鳥が飛来する池があるというので その姿を見ようと御宝田遊水地というところまででかけました。自宅を出たのが6時半、現地着9時15分でしたが白鳥はすでに朝ごはんを食べてお出かけしてしまったらしく一羽も見ることができませんでした。そのかわりにいたのは鴨、鴨、鴨。雪をいただいた山々をバックにのんびり遊ぶ様々な種類の鴨たち。なんて平和な景色でしょう。



ボランティアに保護されているとのことで カモたちは人を恐れずすぐそばまでやってきます。額が白いこの子はヒドリガモ。



お散歩中のマガモの一家(多分?)あんまりかわいいので自分が食べるつもりで持ってきた上等のバゲットをやってしまいました。


ひとしきり鴨たちと遊んでから上田の町へ。ここは真田幸村のお父さん昌幸の城があったところです。池波正太郎の「真田太平記」を読んで以来 一度来てみたいと思っていたこの城の跡地に立つことができました。しだれ桜が咲き始めていました。


町でみかけた由緒ありげな蕎麦屋さんでメニューにあった「くるみ蕎麦」を注文してみました。手前のすり鉢に胡桃をすりおろしたものが入っています。これを蕎麦つゆに混ぜて食べるとのこと。くるみはほんのりと甘く 蕎麦とは意外な組み合わせですがおいしい食べ方だと思いました。しかし 蕎麦に関しては超コンサーヴァティヴな夫は嫌そうな顔。蕎麦にのりをかけるのも邪道(蕎麦の香りが飛んでしまうとか)、わさびを蕎麦つゆに溶くのも邪道(正しくは蕎麦の上に直接のせてからつゆに浸すのだそうで。。)と申しております。


上田の町の中をぶらぶらと。柳町という一角に古い家並みが残っています。蔵のある家、卯建(うだつ)のある家。写真は卯建のある家です。この家の2階の両端に見える、前に突き出した屋根のついた壁のようなものが卯建。もともと火事の時隣家から火が燃え移るのを防ぐためのものだったそうですが だんだんと装飾的になり財力をアピールするものとなったようです。



土地の人に聞くと ここの名酒は岡崎商店の「亀齢」(きれい)だとのこと。お土産に一本買ってきました。やはり由緒ありげな酒屋で 店内には古いお雛様や酒樽から作ったかわいい茶室が展示されていました。


信州からの帰り道、景色がなにかぼんやりとかすんで見えるような気がして「春霞かしら、、」などとのんきなことを思っていましたが黄砂だったんですね。