われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

終業式にやって来たあわてんぼうのサンタさん(30年度)

2018-12-25 11:18:00 | Weblog

 皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか。

 しんじんの子どもたちにプレゼントを届けるため、今年も終業式にあわてんぼうのサンタさんがみんなのところにやって来てくださいました。

 きょうはその様子をまとめてみましたので、どうぞご覧ください。

 

終業式にやって来たあわてんぼうのサンタさん(30年度)

 

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真人幼稚園の先生が選ぶ絵本・12月の絵本 (30年度)

2018-12-24 13:08:04 | Weblog

 皆様こんにちは。いかがお過ごしでいらっしゃいますか。この二学期、そしてこの一年もまた大変お世話になり、心より感謝申し上げます。ありがとうございました!

 さて、今年度も真人幼稚園の先生方による絵本の紹介をおこなってまいりました。これは年間二冊の絵本をそれぞれが書店などで選び、教職員同士で読み聞かせをしたり、それぞれ絵本を選んだ理由や見どころなどを発表し合う、教員研修の一環としておこなっている取り組みです。そこで紹介された作品をぜひ皆様のご家庭にもお勧めしたいという願いから、毎年1・2学期末にこのような形で発表させていただいております。

 さあ、今回はどんな絵本が選ばれたのでしょうか? それぞれ作品を選んだ先生がブック・レビューを書いていますので、それらを参考になさって、この冬はぜひ親子で絵本に親しんでみてはいかがでしょうか。

 なお、それぞれの作品は園の図書に収蔵され、さっそく貸し出しをおこなっています。

 

『やきいもゴンラ』

ながいいくこ 作   くすはら順子 絵   ポプラ社

(池田 和先生のブック・レビュー)

 大草原のど真ん中にやきいもが美味しいと評判の「やきいもゴンラ」があります。やきいも屋の店主ゴンラはやきいもに対しての熱意がすごく、自分の納得いくやきいもができないと店を開けないこともあり、やきいもを待っている動物たちは毎日行列に並ぶほどゴンラのやきいもが大好きなのです。

 みんなが大好きなゴンラのやきいもはどのようなやきいもなのか、想像するだけで笑顔になってしまうのでぜひ読んでみてください♪

 

『まねきねこ だいさくせん』

澤野秋文 作・絵   講談社

(猪俣愛先生のブック・レビュー)

 ぶんたの家のそばやの「かどやぶ」は、そばはおいしいのに通りの一番奥にあるせいか、お客はなかなか来ない。店を閉めることも考えていたその晩、「かどやぶ」のまねきねこぼろまるを中心に話し合いが行われたていた。どうやらまねきねこ大作戦を決行するとのこと。さて、その作戦とは一体…? 突然出てくる人気役者しばざえもんとは? 「かどやぶ」を人気店にするために奮闘するぼろまるの可愛らしさにきっと魅了されます!ぜひお手に取ってみてください。

 

『ぼく ぱぐ』

かなざわ まゆこ 作   出版ワークス

(伊藤美希先生のブック・レビュー)

 この絵本はひとりぼっちのパグ(犬)が、幸せ(飼い主)を探すお話です。イラストは白黒で描かれているのですが、パグや人の表情がとても伝わりやすく、いつもと違った世界観が広がっています。また全ページにハチがいたりと、イラストでも楽しめます。

 ひとりぼっちのパグが幸せを求めて街を歩き回る中で、何回も悲しい思いをします。けれどそんなパグをずっと見ているハチが、最後に優しそうな人のところへと案内してくれるという、このようなお話です。この絵本は子どもが楽しい絵本というよりは、大人が感じる絵本だと思います。ぜひ一度手にとって読んでいただき、感じて頂けたらと思います。

 

『ちかてつライオンせん』

サトウマサノリ 作・絵   PIE

(井関麻衣先生のブック・レビュー①)

 朝6時になると発車する地下鉄ライオン線。様々な動物たちが乗り込むのでライオン駅長は大忙し!! 途中で誰かが運転してしまうハプニングもあります。無事に目的地までたどり着けるのでしょうか?各駅で乗る動物たちの迫力ある絵にもご注目ください。

 

『ヤモップさん ぴたっとかいけつ』

松山円香 作  あかね書房

(井関麻衣先生のブック・レビュー②)

 お掃除屋さんのヤモリのヤモップさんは汚れを見ればキレイにせずにはいられません。仕事の帰り道、ペンキがポタポタ落ちていたのでお掃除していくと、今度はペンキの足跡が・・・。

 一体誰が何のために落としてしまったのでしょう? 可愛らしい絵とワクワクするお話の楽しい一冊になっています。ぜひご覧ください!

 

『そらからぼふ~ん』

高畠那生 作   くもん出版

(新保欣位先生のブック・レビュー)

 ある日、空から‘ぼふーん’と甘くておいしそうなホットケーキが・・・!! 続いて‘とぅん’とバターも落ちてきて‘どっぷ~ん’とハチミツも降ってきた。

 絵本を見ているだけで思わずよだれが出てしまい、ホットケーキが食べたくなること間違いなし!! 音、匂い、感触、味、見た目・・・五感を使って楽しめる、そんな一冊です。ぜひ読んでみてください。

 

『しょくパンにんじゃ』

苅田澄子 作   モカ子 絵   PHP研究所

(鎌田千秋先生のブック・レビュー)

 平和なパンの村にはいろいろなパンが住んでいます。ある日、メロンパンとのさまからとなりのごはん村のごはんたちがパン村を襲う計画があるらしいと聞いたしょくパンにんじゃは、さっそくごはん村のお城に忍び込みます。ごはん村のとのさまの孫を想う余りに起こったこの騒動と必殺技で敵に立ち向かうしょくパンにんじゃの戦いぶりが楽しい一冊です。どうぞお子さんと一緒にしょくパンにんじゃの唯一の弱点を探しながら読んでいただければと思います。

 

『とんねる とんねる』

岩田明子 文・絵   大日本図書

(佐藤美樹先生のブック・レビュー)

 『とんねる とんねる くぐってくださーい』

 『はーい』

 とんねるあそびを楽しんでいるのは・・・? へびくん、たこくん、かえるくん、きりんくん!!

みんなそれぞれ自分の体の特徴を活かしてとんねるを作ったり、くぐったり。そこへ登場したもぐらくん。もぐらくんのとんねるは土の中。

『えっ!このあなくぐるの?もぐらくん』

さあ、みんなはどうやってもぐらくんのとんねるをくぐるのでしょうか?何度も出てくる「とんねるとんねる」の言葉のリズムやページをめくるたびに予想外の姿や形を見せてくれる動物たちの動きがとっても楽しい一冊です。

 

『ゆびたこ』

くせ さなえ 作   ポプラ社

(石山弥佳先生のブック・レビュー)

 もうすぐ一年生なのに私は指しゃぶりがやめられない。だから、左手の親指にはたこがある。ある日、私がたこをぐりぐり押していると・・・「イタッ!」と指から声がした。見るとたこに顔がある。「うそやろ~!どうしよう・・・」

 ・・・そこから始まる私と指たこの物語。果たして女の子は指しゃぶりをやめられるのでしょうか。リアルで豊かな指たこの表情と、クスッと笑えるお話をぜひお楽しみください。

指しゃぶりがやめられないというお子さんもこの絵本をきっかけにやめられるかも・・・?ぜひ読んでみてくださいね!

 

『10ぽんのぷりぷりソーセージ』

ミッシェル・ロビンソン 文  トール・フリーマン 絵  ぽるぷ出版

(佐々木雅代先生のブック・レビュー)

 フライパンにのせられた10ぽんのソーセージ、じりじりと焼かれます。ポンとはじけるなんて嫌だと逃げ出したぷりぷりソーセージ。上手く逃げられるのか、何が起きるのか、ぷりぷりソーセージの運命やいかに・・・。ぷりぷりしていて美味しそうで、かぶりつきたくなるような面白さ(?!)のユーモアたっぷりなお話です。フライパンの中からソーセージ達の声が聞こえてきそうですよ。

 

『にぎやかなおでん』

犬飼由美恵 文  出口かずみ 絵  教育画劇

(青木涼香先生のブック・レビュー)

 おでんたちがだし風呂に浸かって話しています。何の話かというと、こんにゃくはこんにゃく芋だった頃の、はんぺんは魚だった頃の昔の話。

他にも、がんもやつみれも出てきて海がいいか、畑がいいか、口論で大騒ぎに。バトルの結果はいかに・・・? 冬にぴったりのおでんの話です。おでんたちの可愛らしい表情に注目してぜひ読んでみてください。

 

『れいぞうこの おくのおく』

うえだしげこ 作・絵   教育画劇

(板垣里奈先生のブック・レビュー)

 この本の主人公であるチーズが冷蔵庫の奥の奥にしまわれ、見つけてもらえないことに腹を立てていました。どうにかして見つけてもらいたいチーズは自分よりも前にいる食材に話しかけたり、困っていることを助けてあげたりしながら、一歩一歩着実に扉に近づいて行ったのです。だがしかし、最後に目の前に現れた大きなカニとの勝負で予想もしない事態が起こってしまうのです。ハラハラドキドキが止まらない楽しい一冊ですし、冷蔵庫以外でもどこか汚れている所があれば、‘‘奥の奥で何かが見つけてもらえなくて怒っているかもよー”と、お片付けの手助けの一冊になるかもしれません。ぜひ読んでみてください。

 

『とらきちのいいところ』

H@L 作   フレーベル館

(本間里穂先生のブック・レビュー)

 ネコのとらきちは最近落ち込んでばかり・・・。

 足が長いチョビ、ジャンプ力がある弟のシロ、体が長いげんさんや力持ちのけいこおばさん。みんなには良いところがあるのに自分には良いところなんてない。そう思っていたとらきちでしたが、とらきちにも素敵なところがありました。みんなに気付かされた自分の良い所とは・・・?優しさ溢れる温かい気持ちにさせてくれると思います。心で感じてほしい一冊です。ぜひ読んでみてください。

 

『やましたくんは しゃべらない』

山下賢二 作   中田いくみ 絵   岩崎書店

(園長のブック・レビュー①)

 やましたくんは小学六年生。一年生の入学式から今まで一度もしゃべったことがありません。そんなやましたくんですが、クラスのみんなは一度でいいから声を聴いてみたいと思っています。さてさて、卒業までにみんなはやましたくんの喋る場面に立ち会うことができるのでしょうか?

 とにかく俺は絶対にしゃべらないぞ!と頑なに心に決めているやましたくんが、なぜそのようになったのかはわかりません。家ではフツ―にベラベラ喋りまくっているのかもしれません。家族の前でみせる姿と小学校での姿とでは180°違うのかもしれません。でもそれが少なくとも今のところ、小学校内におけるやましたくんの生き方であり、スタイルなのです。そしてそんなやましたくんのことが、私はすごぉーく気になります。クラスにこんな同級生がいたら、気になって気になって勉強に身が入らなくなるかもしれません。仮に自分が女子だったらけっこう好きなタイプの男子なのです。そんなやましたくんの不思議な魅力に満ちた、これは素敵な絵本です。

 

『サーベルふじん』

網代幸介 作   小学館

(園長のブック・レビュー②)

 サーベルふじんは頭がサーベルになっているご婦人です。サーベルふじんはこの頭のサーベルを使って町中の人々の手助けをしています。それがふじんのお仕事なのです。しかし来る日も来る日もサーベルを酷使していたため、とうとうサーベルの先にひびが入ってしまいます。町中の人々の力を借りてそのひびを直そうとするのですが、結局サーベルの先は欠けて短くなってしまいます。果たしてサーベルふじんの運命やいかに?!

 サーベルふじんの頭が何故サーベルなのかは謎ですが、そんな理屈を抜きにしてこれは不思議な世界の楽しいお伽噺であり、寓意に満ちた物語であります。たぶん、サーベルは何かを象徴しているのでしょう。あるいは、メタファーなのです。何のメタファーなのでしょうか? 私にはさっぱり分かりません。なのでこの絵本をお読みになってそれが何を象徴し、何のメタファーであるかわかった! という方がいらしたら、ぜひ教えてください。お待ちいたしております。

 

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 さて、今回の先生方が選んだ絵本の紹介はいかがでしたか? 

 しんじんようちえんの子ども達は本当に絵本が大好きです。元気いっぱい遊ぶときは遊び、思い切り体を動かす。一方で、集中して絵本を読んだり、何かを作ったり、友だちや先生の話に耳を傾けたり、そういったこともとても得意です。その静と動、集中と発散のバランスが子どもの成長にはとても重要なのだと思います。そのような意味においても、心と体を鍛えるために絵本はとても大切なツールです。そしてなにより、お気に入りの特別な一冊があるということは、子ども達にとって何物にも代えがたい宝物であり、生涯にわたりその子どもを支えてくれる(時に本当に勇気づけてくれる)大切な財産になるはずです。ぜひこれらのレビューをご参考になさって、本屋さんに親子で足をお運び頂き、お子さんと自分だけのお気に入りの一冊を探してみてはいかがでしょう。書棚の片隅で絵本たちは皆さんに発見されるのを待っています。

 それでは皆様、良いお年をお迎えください!

 

 

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