われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

デジブック 『年長組発表会のできるまで vol.1 』

2011-01-28 17:05:55 | Weblog

 皆さんこんにちは!

 いかがお過ごしですか。今週はわかば組・きいろ組が学級閉鎖となり、今日一日のみではありますが、もも組も閉鎖の措置を取っております。この土曜日曜の二日間でみんな元気に回復して、来週からはまた全員がそろって登園できるよう切に願っています。(本日28日金曜日のインフルエンザ発症状況は、すみれ組1名・あお組1名で、その他のクラスは0名です。)

 さて、各学年各クラスごとに発表会に向けた活動が始まっておりますが、今週はいよいよ年長組の子どもたちがクラスごとに順番に運動場へ出て、お芝居の稽古を始めております。オリジナル脚本による創作劇を今年の年長組も作るわけですが、何もないところから自分たちだけのものを創造していく醍醐味を存分に味わい、とても実のある良い時間を過ごせているようです。一緒に稽古に参加しながら、とくにいつも私が感心させられることは、子ども達の中の引き出しの多さです。劇の様々な場面で面白いアイディアが次々にわいてくる、あるいはそれぞれのアイディアや意見を理解し合いイメージを共有し実際に舞台の上で動きながら表現できるのは、彼らひとり一人がこれまでに経験してきた事柄の圧倒的な蓄積と五感をフルに働かせて獲得してきた情報量の多さのゆえでありましょう。まだまだ子どもというものは底知れぬ力を秘めているものだということを教えられ、私も勉強になります。

 そしてもうひとつ、とても大切なことがこの芝居作りにはあります。それは、お芝居は決してひとりではできないということ。ひとり芝居ならともかく、みんなで作る芝居はひとりでは成り立たないのです。そこが重要なところなのだと思います。クラス全員の力が合わさって、みんなの心がひとつになってはじめて上手くいく。それがいいのです。だからこそ面白いし、やる価値があるのです。自分ひとり頑張ればよいのでもなく、人のことは放っておけばよいのでもなく、それぞれがそれぞれの役割を全うする。みんながみんなのためにベストを尽くす。そうして初めて、劇は完成するのであります。そこに本当のドラマがあります。出来上がった芝居そのものよりはるかに意味のある(少なくとも子どもたち自身にとっては)、大切な学び合いの場なのです。

 私は時々、ごくたまにではありますが、芝居作りの活動において子どもたちにこう語りかけます。『きみのちからがひつようなんだ!』と。キミノチカラガヒツヨウナンダ!。かけがえのない一人ひとりが力を出し合い、心をひとつにするからこそ、大きな何かを成しえるのです。誰ひとり欠けてもなりません。ひとつ屋根の下、苦楽を共にしてきた我らしんじんの仲間なのです。全員の力が必要なのです。そんな圧倒的で素晴らしい体験(自分がみんなに必要とされ、また、みんなの役に立てるという経験)を、この活動を通して子どもたちにさせたいと願っています。それはやがて彼らにとって必ず大きな力になり、勇気になると信じているからです。

 来週末の発表会本番まであと一週間。子ども達の創意工夫に満ちた素晴らしい作品が、今年もできあがっていくことでしょう。保護者の皆様もどうぞお楽しみになさってください。

 そんなきょうは、今週から始まった屋内運動場での年長組の子ども達の芝居作りの様子をまとめてみました。どうぞお時間のあるときにごゆっくりご覧ください。

 

  デジブック 『年長組発表会vol.1』

 

 

【今日の一枚】

毎週金曜日に園へ遊びに来て下さっているイングリッシュキッズランドのマルコ先生。きょうは年少組全員に簡単なレッスンをしてくださいました。子ども達も楽しそうに集中して受けていましたよ!

 

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デジブック 『新しい年の始まりに』

2011-01-20 14:00:00 | Weblog

 皆さんこんにちは。いかがお過ごしですか。

 今週からインフルエンザの流行期に入り、学級閉鎖の措置を取っておりますが、やはりいつも元気な子どもたちが2クラスもいないと、園内はまことに寂しく、早く全員が元気に揃ってもらいたいものと切に願わずにはおれません。休園となっている皆さんは各家庭でどんな風にお過ごしでしょうか?来週また元気に会えることを楽しみにしていますね。

 さて、新しい年が明け、園では3学期の活動がいよいよ本格的に始動しています。全学年の主な活動は何と申しましても「発表会」で、これはそれぞれクラスごとに演目を決め、脚本作りからみんなで考えあっていく芝居作りです。それぞれのクラスの脚本はすでに完成し、台本読みや小道具作りなどが始まっています。わかば組・年少組・年中組まではすでにある昔話を基に、若干のオリジナルなアイディアを盛り込み劇を作りますが、年長組は完全オリジナルな脚本をゼロからみんなで考えて作り上げる創作劇が今年もテーマとなりました。子ども達のアイディアを基に担任が書き上げた脚本を私も読ませていただき、一緒にブラッシュアップして決定稿を作りましたが、今年もまた素晴らしい作品が出来上がったと思います。子どもたちの想像力は本当にすごいなあと、心からそう思います。とにかく、奇想天外で面白い。どうぞ保護者の皆様もお楽しみになさってください。

 ところで脚本は申し分ないものが完成しましたが、肝心なのはじつはここからで、これらのお話を実際に子どもたちが演じて表現するお芝居のかたちに仕立てていかなくてはなりません。文章の中にある壮大な物語を三次元の空間の中に立ち上げる作業です。これはなかなか根気のいる作業であります。作業というと労役というニュアンスですが、この場合はむしろ創作的営為、芸術的活動とでもいえばよいでしょうか。子どもと私たちの想像力と創造性、協調性と根気強さが大いに試される場なのです。そしてその過程の中にこそ教育の本当の営みがあり、互いの学び合いがあると言えます。年長組はもちろんのこと、すべての学年がそれぞれの持てる力を存分に発揮しておこなうこの芝居作りの活動。今年はまたどんな素晴らしい劇が出来上がっていくのでしょうか。私も今から楽しみにしているところであります。

  さて、きょうは一月の子ども達の様子をデジブックにまとめてみましたので、お時間のあるときにどうぞご覧ください。またインフルエンザの発症状況ですが、本日20日(木)現在、【わかば組2名・みどり1組1名・みどり2組1名・みどり4組3名・あお組1名】となっており、その他のクラスは0名です。予防の徹底が功を奏したのか小康状態を保っている状況であります。このまま終息していくようにさらに対策を講じてまいりたいと思いますので、ご家庭におかれましても予防に努められますよう、よろしくお願いいたします。

 

 デジブック 『新しい年の始まりに』

 

 

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『年頭所感』

2011-01-17 21:31:00 | Weblog

 皆様いかがお過ごしですか。

 このところ連日の降雪でバスのダイヤなどが乱れ、ご利用の皆様にはご迷惑をおかけしております。園内ではインフルエンザなどが流行の兆しを見せておりますが、引き続き予防指導の徹底と施設の殺菌消毒を厳重におこなってまいります。各ご家庭におかれましてもお子さんの体調管理には十分ご留意ください。

 さて、今日は年頭にあたり、私がこの一年ぜひ大切に心がけながら教育にあたりたいと考えているいくつかのキーワードについてお話ししたいと思います。

 

【大切にしたい三つのキーワード】

 「感謝する」

 これはやはりいつでもどんなときにも、常に心にとどめながら生きていきたいと思っている事柄です。今ある自分、暮らし、仕事。どれ一つとっても決して当たり前ではないということ。自分一人が勝手に生きているのではなく、たくさんの人々のおかげで生かされているのだということ。これを忘れてはならないと思っています。そしてそれらに感謝し、言葉と行動できちんと示していく、ということをやり続けたいと思います。たとえば、幼稚園の仕事をさせていただけることに感謝する。感謝するだけでなく、言葉にして伝える。子どもたちや保護者の皆様の期待にきちんと答えていく。あるいはそのための弛まぬ努力をする。結果をきちんと出すということが、今の私には求められているのだということを痛感しています。

 あるいはまた、自ら感謝し行動で示し続けることを通じて、互いに認め合い、許し合う寛容の心をひとりでも多くの人に伝えることができたらと日々願っています。

 

 「支援する」

 「支援」というキーワードは現在の幼児教育にとって最も重要なキーワードの一つであるだろうと考えています。私立幼稚園は幼児を教育する学校機関であると同時に、日々の子育てを懸命にされていらっしゃる保護者の皆様を根本から支えるサポート機関でも在らねばならないと考えます。子育て支援の取り組みは当園ではすでに様々におこなっているところですが、今後もさらに保護者とお子さんのためにどんな支援の在り方があるのか、子育て中の家庭が何を必要としているのか、子どものより良い育ちのために私たちに何ができるのか、在園している皆様を中心に地域の中での園の役割も踏まえながら、考えていきたいと思っています。

 そうして、保護者の皆様と私共とでしっかり手を携え、子どもたちを真ん中にして同じ方向を向き、力強く未来を切り開いて行くことが私の理想であり、夢でもあります。

 

 「進化する」

 教育という営みに終わりはありません。どこまで行っても本当の答えはなく、もうこれでよいということもないのです。時代が変化すれば当然、人も変わります。地球のまわりをぐるぐる回っている軌道衛星のようにはいかないのですね。ですから時代や社会の変化を敏感にキャッチし、子どもや保護者の要請をしっかり受け止めつつ、常に進化し続ける園でありたいと願っています。特に大切にしなければならないのは、教育内容です。付帯する様々な機能を求められている私立幼稚園ではありますが、中心になる柱はやはりカリキュラム(教育課程)であり、具体的な日々の指導です。ひとつ屋根の下、苦楽を共にする子どもたちとの生活です。彼らのために本当に良いものを用意し、伝えたい。そのための努力を惜しんではならないのです。一つの活動が次の活動へつながっていく、子どもの中に確かな育ちの芽が膨らんでいく、そんな園でありたいと思いますし、新たな一歩をいつも踏み出していきたいと願っています。

 そしてもう一つ、「深化」という言葉もあります。新しさや目先のことだけにとらわれることなく、古いけれど良いもの、創立以来練り上げてきた理論とノウハウ、脈々と受け継がれてきた伝統、教育目標など、しんじんらしさはけっして変えることなく、さらに深く掘り下げ、改良しながら大切に守っていきたいと思います。

 

 以上のようなことを一年の始まりにあたり考えています。この三学期も、子ども達にとって、保護者の皆様にとって、あるいは教職員にとっても、春からの新しいスタートにそれぞれ繋がっていくような、充実した学期になればよいですね。私も日々精進しながら歩んでまいりたいと思っています。

 

 

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3学期の始業式を迎えて (22年度)

2011-01-07 12:53:53 | Weblog

新しい年の始まりに 

 

 新年 明けましておめでとうございます。

 皆様いかがお過ごしでいらっしゃいますか。新しい年が明け、今日は始業式。また新たな気持ちで三学期をスタート致しました。冬休みをゆったり楽しく過ごせたのでしょう、子どもたちは元気に園へ戻って来てくれました。短い休暇ではありましたが、心と体の充電もたっぷりできたことと推察します。大人の私たちもそうですが、いつもいつも全力投球では子どもたちも息切れしてしまいます。ある一定期間、ゆっくり休むことで、また次の課題へと進むエネルギーをため込むことができるのですね。楽しかったであろう冬休みの土産話をじっくり聞いてみたいと、今から楽しみにしているところであります。

 私のこの休みはと申しますと、例年通りほとんど何処へも出かけず、家で家族とのんびりぼんやりと過ごしておりました。暮れの大掃除では普段なかなかできない大がかりな掃除を徹底的に行ったり、読む時間がなくて放ってあった本をまとめて読んだり、晴れた日には運動不足解消のために公園をあてもなく散歩したり。私自身、心身ともにしっかり充電することができたように思います。よし、また全力でやるぞ! という思いが沸々と湧き上がってまいりました。

 

さて、三学期はとても期間が短く、駆け抜けるようにして進んでいく学期であります。大きな行事としましては、子どもたちも既にやる気十分な「発表会」があり、園のあらゆる行事の中でも最も厳粛で重要な意味を持つ、年長組の「卒園式」があります。そしてこの学期はまた、それぞれの春からの新たなスタートへつなげていく学期でもあります。一日一日を大切にしながら、一年の活動をしっかりと締めくくっていってもらいたいものと切に願っています。

保護者の皆様にも日々の活動や園運営、行事などにおきまして、また何かとお世話になることと思いますが、どうぞ今後ともご理解・ご協力をお願い致します。

 

 

【今日の一枚】

今日から新たに入園したわかば組の子ども達と、転入園した年少・年中組の子ども達が、始業式の中で堂々と元気一杯に挨拶をしてくださいました。皆さん、こちらこそどうぞよろしく!

 

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あけましておめでとうございます

2011-01-01 00:19:00 | Weblog

新年 あけましておめでとうございます

皆様のご健勝とご多幸を心よりお祈り申し上げます

本年もどうぞよろしくお願いいたします

 

(新年は1月5日(水)仕事始め ・ 3学期始業式は1月7日(金)となっております。)

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