われらしんじんのこども

真人幼稚園の子どもたちの日々の様子や、
  楽しいエピソードなどをお伝えしています。

8月の誕生会

2005-08-31 12:20:16 | Weblog
 みなさんこんにちは。
 今日31日は8月生まれの子どもたちの誕生会が行われました。ほぼ全園児が元気よく登園し、園内は早くも熱気で溢れておりました。みんなよく日に焼け、背もひとまわり大きくなり、目の輝きはいっそう増したように感じられました。ひと夏の間にきっと楽しいことがたくさんあったのでしょう。いろんな経験もしたのでしょう。生き生きとした子どもたちの姿からそれがひしひしと伝わってきました。
 
 明日はいよいよ始業式。待ちに待ったニ学期が始まります。
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稲穂が風に揺れる

2005-08-26 11:58:26 | Weblog
 みなさんこんにちは。
 台風11号が関東を直撃していきましたね。あちこちで被害があったみたいですが、心配です。台風やら地震やら洪水やら、日本という国は本当に自然災害の起こりやすい国ですね。地理的な要因が一番大きいわけですが、そういう場所に暮らしているのだということを受け入れた上でなお、それぞれが自分にできることを考え自然の脅威ときちんと向きあっていかねばならないと思うのです。

 さて、そんな台風一過の日本列島ですが、新潟は比較的被害も少なく何よりでした。今朝、園庭の稲が気になって早速見に行ってみましたが(写真)、倒れたりもせず無事でありました。つい先日、田植えなどの指導に来てくださっている矢部優子先生が生育具合を見に来てくださり大変順調とのお言葉をいただいたばかりだったので、ホッと胸をなでおろしました。年長組の子どもたちや担任たちが手塩にかけて育ててきた稲を台風などにみすみすだめにされるのは、本当にしのびないことであります。本職の農家の皆様もきっと気が気ではなかったことでしょう。ほんとうによかった。
 その年長組の稲は、気持ち良さそうに風に揺れて収獲の時を静かに待っています。子どもたちも見ればきっと驚くことでしょう。新学期が待ち遠しいこの頃であります。

 なお、今週から全教職員が新学期の準備に入っております。
 夏休みも残りわずか、二学期のスタートはもうすぐです!

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『震度7』を読みなおす

2005-08-17 11:34:59 | Weblog
 ご機嫌いかがですか。
 前回、小千谷の話を書いたあと、『震度7』を久しぶりに読み直してみました。以前にもお便りで紹介したと思うのですが、とても優れた絵本です。小学生ならひとりでも十分読むことができますし、幼稚園児でも親子で読めば十分に理解できるはずです。
 この本の良いところは、単なる震災体験談や震災マニュアル本という域にとどまらず、作者(松岡達英さん)のふるさとや自然、そこに暮らす人々への尊敬や愛情といった個人的心情が、ひとつの思想として作品のレベルまできちんと高められ綴られているところです。選び抜かれ、鍛え抜かれた言葉には借り物でない本物の迫力がある。平易な文章とやさしく的確なイラストが読む者にひたひたと訴えてくるもの。人が生きていく上で大切にしなければならないもの。それが何であるかを、作者は震災を通して改めて気づき、私たちに残そうとしているのです。どうぞまだご覧になっていらっしゃらない方は是非一度親子でお読みになることをおすすめいたします。

 そう思っていたら、昨日は宮城県を震源とする大規模な地震が再び発生しましたね。交通網にも大きな支障が出たようですが、被害に遭われた方はいらっしゃいませんでしたか?東北方面に帰省されていた方も大勢いらっしゃると思うので、気がかりです。みなさんのご無事を心より願っております。

 さて、明日は群馬県高崎市で行われる関東地区教員研修会(関ブロ)に行ってまいります。関東地区8県の幼稚園の先生方が一堂に会して開かれる勉強会です。今年は当園からは学年主任の3名も出席します。新学期に向けていよいよエンジン始動といったところであります。
 それではまた。
 
 
 *『震度7 新潟県中越地震を忘れない』 松岡達英 著  ポプラ社 1200円






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小千谷へ

2005-08-14 16:54:00 | Weblog
 みなさんこんにちは。いかがお過ごしですか? お盆でそれぞれのご実家などに帰省されている方も大勢いらっしゃることと思います。どうぞ道中ご無事で、楽しい休暇をお過ごし下さい。あるいはお盆の時期こそ仕事が忙しいという方もいらっしゃると思いますが、くれぐれもお体を大切になさってください。

 さて、私事ですが、昨日久しぶりに小千谷へ行って来ました。妻の父親の実家が小千谷にあり、墓参りと実家の片付けを兼ねての日帰りの旅でした。
 小千谷にはもともと祖父がひとりで住んでいました。(写真右)今年百歳になります。実家の家は築140年の歴史ある建物で、その昔は藩に仕える武士の宿舎となっていたのだそうです。地震が起きたとき、祖父はたまたま長岡に住む娘の家を訪ねていて難を逃れました。震災直後は娘家族とともに避難生活を送り、現在は新潟市内にある私の妻の実家(彼から見れば息子の家)に身を寄せています。小千谷の家は半壊家屋に指定され、大規模な補修を行わなければ住むことができなくなっていました。私も震災直後に一度だけ小千谷の家の片付けに行きましたが、とても住める状態でないことが見てすぐにわかりました。妻の祖父は、私にとっても大切な祖父なので、何かできることはないかと考えをめぐらせてはみましたが、結局崩れた壁や落ちた書籍をただ黙って片付けることくらいしかできませんでした。小千谷は傷ついていました。町全体が激しく損傷を受け、打ちのめされていました。いや、たぶんそのときは中越地区全体がそうだったのです。実際、もっと大変な事態がいたるところで起きていたのです。

 久しぶりの小千谷は穏やかに時が流れていました。新しい家々が建築され、大きなスーパーマーケットができ、人々はふだんの平静さを取り戻しているようにも見えました。信濃川は相変わらずよどみなく流れ続け、町中の木々から蝉の鳴き声が聞こえていました。しかし、よく目を凝らしてみてみると町のあちらこちらにはまだ癒えぬ震災の爪跡が残されていました。ひび割れたコンクリートの柱、崩れたままの土塀、蔵壁。小千谷を訪ねるたびにいつも通っていた妙見の国道は今も土砂の崩落に埋まったまま不通となっています。
 私たちは祖父を伴いまずは墓参りに向かいました。墓の多くは地震の揺れでバラバラに崩れてしまいましたが、今はほとんどが元に戻されていました。それでも中には震災当日のまま、手付かずになっているものもありました。何かの事情で墓をなおしに来ることができないのでしょう。
 寺の墓地にはたくさんの人が墓の掃除やお参りに訪れていました。すれ違う時には誰もが「こんにちは、暑いですね」と一声掛け合っていました。それぞれがいろんな苦労をして、胸にはきっと様々な想いを抱いているはずなのに、その表情は一様にやさしく穏やかなのでした。祖父はほとんど口を開きませんでした。普段から寡黙な方だけにその心中にはたくさんの想いが去来していただろうと思います。でもたぶん、人間は一番大事な時には何も話したくないものなのです。言葉にならない気持ちは言葉にせず、大切に胸にしまっておきたいものなのです。少なくとも私はそう思っています。
 それから私はふと、昨年の夏のことを思い出していました。同じようにお盆で小千谷の実家を訪ねた時のことです。その日もたしか暑い日で、日差しはぎらぎらと照りつけ、蝉時雨が絶え間なく鳴り響いていました。私たちは墓参りをしたあと、散歩がてら信濃川の川べりを歩いて祖父の家へ帰りました。祖父の家には親戚の叔母様方や、姪や甥などが一堂に集まってワイワイと楽しくお茶を飲んでいました。祖父もとても楽しそうでした。やがて姪が持ってきた千代紙で私が手裏剣などを作って子ども達と遊んでいると、叔母様たちもどれどれとばかりに折り紙作りに加わって、結局みんなで和気あいあい折り紙に興じたのでありました。お爺様もご一緒にいかがですか?とお誘いすると、いやいや私は見ているだけで結構ですが、それにしても折り紙はいいもんだねえ、とにこりと笑っておっしゃいました。そして、その二ヶ月後にあの震災が起きたのです。
 その時のみんなで折り紙をしている情景が、私の脳裏に突然よみがえってきたのであります。孫娘(私の妻)に手をひかれながらゆっくりと墓地の石段をおりる祖父の後姿を見つめながら。
 そして私は今こんな風にも考えています。人はいつも、ずっと後になって「ああ、あれが最後だったのかもしれない」と思う瞬間を生きているのだ、と。それは二度と繰り返すことができないし、時間は淡雪のようにただ静かに降り積もっていく。だからこそかけがえがなく、尊いのだ。

 それから私たちは墓地をあとにし、半壊になったまま住む人のいなくなった小千谷の実家を訪ねました。不法侵入を防ぐために縁側の窓一面に打ちつけられた羽目板を妻の父上が釘抜きで丁寧にはずし、みんなで中へ入ると、家の中は時が止まったようにしんとしていました。家具や仏壇などが運び出されていて、不在感はいっそう強く感じられました。その間も祖父はずっと黙っていました。私は何か話しかけたいと思ったのだけれど、うまく言葉にすることができませんでした。私たちはそれから居間に輪になって座り、買ってきた弁当をみんなで食べました。(その時の弁当の美味かったこと!)
 窓の外では相変わらずの蝉時雨が、過ぎていく夏を惜しむかのようにけたたましく鳴り響いていました。それ以外はほとんど何も聞こえませんでした。それは一年前となにもかも変わらないような小千谷の暑い午後でした。

 さて、あれから一年がたとうとしています。
 小千谷の家は近々取り壊すことが決まったのだそうです。
 たとえ家がなくなっても、小千谷が大切な場所であることには変わりありません。この私にとっても。
 小千谷を含む中越全域が一日も早く震災から立ち直られ、復興を成し遂げられますことを心から願う次第です。

 
 
(震災の記憶と小千谷での楽しい思い出を何らかの形で残したく、今日は私のきわめて個人的な話を掲載させていただきました。また何かの機会にお話したいと思っています。どうぞ皆様もお元気で。)












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8月の「しんじんひよこ組」

2005-08-09 12:55:10 | Weblog
 
 8月は未就園児親子のための「しんじんひよこ組」を5回実施いたします。
 どうぞお暇なときにご家族お揃いでお越し下さい。お待ちしております。

 「実施する日」

 8月10日(水)  いずれも午前10時30分から12時まで行います。
 8月11日(木)  無料で前もっての予約・申し込みなども不要です。
 8月19日(金) 
 8月20日(土)  ご都合の良い日のご都合の良い時間においで下さい。
 8月22日(月)  なお、ご不明な点は園までお問い合わせ下さい。
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民謡流し4

2005-08-09 09:58:46 | Weblog

こうして、祭りの夜は熱く燃え上がり、やがて静かにふけていったのであります。
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民謡流し3

2005-08-09 09:52:56 | Weblog
今年のテーマは、「不思議の国のアリスとトランプ」
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民謡流し2

2005-08-09 09:49:35 | Weblog
教職員も参加して祭りの夜を楽しみました。
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17年度 新潟まつり 【民謡流し】

2005-08-09 09:47:21 | Weblog
 みなさんこんにちは。
 昨日、昼間の子どもみこしに引き続き、夜の大民謡流しに参加したしんじんの子ども達の様子も見に行ってまいりました。例年仮装コンテストに参加しているのですが、今年もとてもかわいらしい衣装で、沿道に詰め掛けた見物客からもたくさんの注目を集めていました。企画から制作、当日に至るまでご準備下さった保護者の皆様に改めて御礼を申し上げます。ありがとうございました。

 さて、その民謡流しの様子も写真に収めましたので、どうぞご覧下さい。



(全体的に写りが悪く、画像数は四枚となりました。夜の屋外でデジカメは非常に使いづらいものですね)
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子どもみこし18

2005-08-08 17:00:36 | Weblog
表彰式の前に宮司さんがおはらいをしてくださった。
われらしんじんの子ども達すべての健康と安全を私も祈る。
表彰式ではいくつかの賞を今年も頂いた。

(なお、これは余談だが表彰式が終わって解散したあと、年長組のある女の子が私のところへやってきてあるものを手渡してくれた。見ると、清涼飲料水についてくる例のスターウォーズのバッジ。かんせんせいにあげる、と言う。とても嬉しい。これでバッジがふたつになりました。この場を借りて改めて御礼を言います。どうもありがとう!)

こうして、みこし行列は無事に終ったのであります。
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