猫の日暮らし

大阪南河内でTNR、保護、啓発活動をしています。
不幸な命をうみださない社会をめざして。

ペットの終生飼育を考えるセミナーに参加しました!

2024-09-05 13:53:08 | 2024年 里親募集猫
昨日はねころ部さん主催の
ペットの終生飼育を考える
セミナーに参加してきました。




1部のボランティアさんのお話は
10匹の猫の飼育放棄に携わったお話で
もう身につまされる思いで聞いておりました。

1匹でも大変なのに10匹いて
ダブルキャリアや
人馴れもいまいちな猫さんもいる中
費用負担もなく
なんとか行き場を探された様子が伺い知れました。




飼育放棄の相談はだいたい本人ではなく
その近しい方からの相談で
その方は自分の猫じゃないからと
ボランティアに丸投げをされるんですね。

一般の方は保護団体に連絡すれば無償で
引き取ってもらえると思われているところがあります。
ボランティアさんの家には
すでにたくさんの猫がおります。

お外にどうしても救いが必要な猫を保護されたり
里親募集をされる活動をしていて
そこに他所からの飼い猫を引き受けることは困難なのです。

これをボランティアさんや保護団体に頼る
というのは次の飼育放棄につながりますので
終生飼育は飼い主責任
自助努力が何より大切なのだ
ということを啓発していきたいですね。







次に動物法務士でもある行政書士の池田先生のお話
法律ってやっぱり難しい😓
専門家に頼るのが1番です。動物に詳しい方がいいです。

自分が元気なうちに誰に引き取ってもらって
お世話してもらうのか
そして飼育費用をその方に残すための法的な手続きを
しないとならないんですね。

口約束ではペットを守れません😖
お金も絡みますので遺言を残すことなんです。
そこまでされてる方は本当に少ないと思います。

また動物は法的にはモノなので
相続人に相続されます。
自分の相続人が誰に当たるのか
その方はペットのお世話を頼めるのか
自分の財産の分配はどのようになるのかを
知っておかないとなりません。
思わぬ相続人が出てくることはよくあるそうです。

まだまだうちは大丈夫と思われてる方も
突然にペットの行き先を考えない
といけない日が来るかもしれません。

まずはエンディングノートから書き始める
といい思いました。
急に亡くなったら猫の名前も年齢も分からないのです。
ペットを守れるのは飼い主だけ。






最後にペットライフネットさんのお話です。
今や子どもの数と同じくらいペットがいます。
高齢者がペットを飼育するメリット
生きがいとなり孤独感をなくし
血圧も安定して認知症も予防します。

でも65歳を超えたら誰も猫を譲ってくれません。
どうしてもペットを飼いたいという方は
ペットショップに行き子犬や子猫を飼ってしまうでしょう。

そんな高齢者さんが猫を飼える仕組みとして
わんにゃお信託をはじめられました。
利用される方は高齢者さんよりも余命宣告された
まだ若い癌患者さんが多かったそうです。
大切なペットを残すことほど
心残りなことはないと思います。

健康寿命というのは人それぞれであり
元気な高齢者さんも多いですが
そういう方も明日どうなるのかは分からない。

そんな高齢者さんや単身者さんが
安心してペットを飼う仕組み作りが
必要と考えます。
飼育のサポートや永年預かり制度
もそのひとつですね。






帰りに猫ともさんと話をしてたんですが
やはり猫を増やしてはいけない😅
1匹ならなんとか費用も残せるかもしれないけど
10匹もいたら厳しいと話をしてました。
突き詰めていくともう猫は飼わないのが
正解になるのは寂しいものがあります。

日本はまだまだペットと暮らしやすい
社会ではないと思います。
誰もが安心して動物と暮らせる
社会整備をすすめないといけないと感じました。
最後にお金は大事💰





会でも私たちの活動は飼育放棄された猫を
助けることはできないから飼育放棄とならないよう
少しでも適正飼育が広まる活動をしていこうと思います。

この度は貴重な学びをありがとうございました!

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