空色のきもち

晴天の日も、雨の日もあるけれど、好きなものと一緒に毎日を過ごしています。

流星ワゴン

2007-08-27 21:59:57 | 本の森
『流星ワゴン』重松清 を読了。

内容については、お友達ブログ(Cさん)に詳しく書かれています。

さて、自分の人生で「大切な場所」とはどこか。
よくあるのは学校のあの場所、とか 大切な人と出会った場所、なんて感じだと思いますが、
この本ではかなり「イタイ」ことを知るきっかけとなった場所、ってことになっているようです。
時間を越えてその場所に立ったとき、
「何でこんな所が大切な場所なんだ??」(交差点の真ん中とかね)と思いつつ、
このあとの展開を思い出し、思い出したところで何も変えることはできず、
「こんな言葉を言うべきではなかったのではないか」と思いつつその言葉を口にしていく・・・っていうのはちょっときついかも。

結局のところ、「あのときちがう道を歩んでいたら」的な後悔をいつまでも引きずったままではいけないと、
自分なりに後悔があったとしても、受け入れるべきだということかな。
そして、「人生はやり直せない」と。
 
とはいえ・・・男の人サイドのお話である気もする。
子供に関わってこなかった、子供の気持ちが分からない、
子供のサインを見逃した・・・という後悔って、どちらが多いかといったら男の人の割合が大きいように思うから。

それにしても重松さん、「38歳」という歳に何かあったのかしらね。

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2 コメント

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どもども (しずく)
2007-08-28 17:29:21
こちらこそご無沙汰しております。
日々読み逃げ状態です(悪い奴です)。

chiharuさんがおっしゃっていたように、男の人の方がウケル本だと思います。
女性側からすると・・・奥さんがね・・・。
ワゴンに乗ってる父子はよかったかな。

今年の夏は読書三昧で、感想UPしてない本が山積みです。早いトコ書かなきゃ
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読んだのね! (chiharu)
2007-08-28 16:15:51
ご無沙汰です。
ちょっと、町内会のみなさまのブログもご無沙汰してしまってすみませーん。


>結局のところ、「あのときちがう道を歩んでいたら」的な後悔をいつまでも引きずったままではいけないと、自分なりに後悔があったとしても、受け入れるべきだということかな。
そして、「人生はやり直せない」と。


そうですね。後悔したことを過去に戻って、やり直してみても、結局変えることは出来なかったという展開は、映画と違って、ちょっと厳しくてリアルだな~と思ったし・・・。過去を受け入れて、その時点からできることをしていかなくちゃいけないって思わせるものがありましたね。



 
>子供に関わってこなかった、子供の気持ちが分からない、
子供のサインを見逃した・・・という後悔って、どちらが多いかといったら男の人の割合が大きいように思うから。


そうね。うちの旦那なんて、しょっちゅう言っているよ。
どうしてもっと、一緒にいなかっただろう?
何も覚えてない・・・ってね。


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