けいじ先輩の話のつづき
グレーのユニホームを取り出して着替えるけいじ先輩は着替えに夢中になり、白いユニホームに着替えている我々に気がついていませんでした。
私の心は痛むばかり。
しかし、新たな感情も。
(やべえ、何か面白くなってきた)
と、ここで、この新たな感情を爆発させる言葉が聴こえてきました。
その言葉を発したのは、けいじ先輩をハメるよう、私に指令を下した先輩でした。
「おっ、けいじ、そのユニホームカッコいいじゃん。」
その言葉を聴いて、けいじ先輩はユニホームの違いに気づきました。
「何でみんな練習用なんだよ!」
もう、みんな大爆笑っす。
先輩も同級生も大爆笑。
私の心は痛むばかり。
(でも、おもしれー!)
そして、我々は顧問の待つグラウンドに向かいました。
誰が言い出したのか、カッコいい試合用のユニホームを着るけいじ先輩を先頭にして1列になって。
その異様な教え子たちの隊列を見て、ヤクザ顧問が大激怒。
「おいっ、けいじ!何で試合用なんだよ!」
もう、みんな大爆笑っす。
私も。
と、ここで、顧問が言いました。
「誰から聴いた。けいじ、言え!」
(やべー、俺が伝えたことになってる。俺、練習着だし。笑ってるし。そういえば、けいじさんも怒ってるだろうなぁ。)
「練習用が汚くて試合用しかなくて。」
その言葉を聴いて、私の心は痛むばかり。
多分、私も練習用を着てたんで、先輩に言わされたって気づいたんでしょうね。
(おお、けいじ先輩カッケー。何ていい人なんだ。それにしても、この笑っている部員たち酷すぎねえか。ありえねえだろ)
そして、問題はヤクザ顧問。
この後、とんでもない決断をしました。
教職者としてあるまじき決断でした。
いつかにつづく
グレーのユニホームを取り出して着替えるけいじ先輩は着替えに夢中になり、白いユニホームに着替えている我々に気がついていませんでした。
私の心は痛むばかり。
しかし、新たな感情も。
(やべえ、何か面白くなってきた)
と、ここで、この新たな感情を爆発させる言葉が聴こえてきました。
その言葉を発したのは、けいじ先輩をハメるよう、私に指令を下した先輩でした。
「おっ、けいじ、そのユニホームカッコいいじゃん。」
その言葉を聴いて、けいじ先輩はユニホームの違いに気づきました。
「何でみんな練習用なんだよ!」
もう、みんな大爆笑っす。
先輩も同級生も大爆笑。
私の心は痛むばかり。
(でも、おもしれー!)
そして、我々は顧問の待つグラウンドに向かいました。
誰が言い出したのか、カッコいい試合用のユニホームを着るけいじ先輩を先頭にして1列になって。
その異様な教え子たちの隊列を見て、ヤクザ顧問が大激怒。
「おいっ、けいじ!何で試合用なんだよ!」
もう、みんな大爆笑っす。
私も。
と、ここで、顧問が言いました。
「誰から聴いた。けいじ、言え!」
(やべー、俺が伝えたことになってる。俺、練習着だし。笑ってるし。そういえば、けいじさんも怒ってるだろうなぁ。)
「練習用が汚くて試合用しかなくて。」
その言葉を聴いて、私の心は痛むばかり。
多分、私も練習用を着てたんで、先輩に言わされたって気づいたんでしょうね。
(おお、けいじ先輩カッケー。何ていい人なんだ。それにしても、この笑っている部員たち酷すぎねえか。ありえねえだろ)
そして、問題はヤクザ顧問。
この後、とんでもない決断をしました。
教職者としてあるまじき決断でした。
いつかにつづく