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青森の巨木 宮田のイチョウ

2009-03-20 | イチョウ巨木
青森県内には多くの巨樹巨木があります。
よく行く場所にも有名な巨木があります。
普段あらためて見に行くことはありませんが、巨木の持つ迫力は見ごたえがあります。
長い年月を生きてきた風格なのでしょうか。

青森市の新青森県総合運動公園裏手にある宮田のイチョウは環境省が2000年に行った全国巨樹巨木調査で、イチョウとしては全国で三番目の主幹を持つ巨木です。
主幹周り14.7m、堂々たる樹形です。
写真には対比するものが無いので解り難いのですが、写真左手にある案内板が1m位の高さです。



大きく広がった枝はかなり離れても写真のフレームに納まってくれません。
雪の中で枝振りだけを見せる大イチョウは、今はまだ静かに眠っています。
まもなく訪れる春の芽出しの頃には命の美しさを見せてくれることでしょう。
何百年も生きてきたこの木は、いろいろな歴史をも見続けていたのでしょう。












津軽ラーメン極右 鳴海

2009-03-19 | 美味しいお店
雪も解けたので今年初めての津軽ラーメンをいただいて来ました。
青森市の青い森公園向かいの一方通行の路地を少し入ったところにある鳴海さん。
津軽ラーメン極右の強烈煮干系です。



ラーメン中 600円

ラーメン店といえば赤いノボリや赤系の看板が多いのですが、ここは蕎麦屋のような店構えでうっかりすると見落としてしまいそうです。
午前の早い時間だったため他に先客もなく、今まで撮れなかった料理写真も何とか撮影できました。

うどんのような極太麺ですが、歯ごたえは確かにラーメンです。
スープはしっかりと煮干なのですが、予想よりもあっさりしていました。
食べながら感じていたのですが、どこかで味わったことのある記憶が。

この歯ごたえは沖縄そばと同じものです。
沖縄そばもかんすいを使った極太麺ですが、スープはカツオだしと鶏がらスープを合わせた塩味です。
同じ魚系のだしを使い同じような歯ごたえを持つため思い出したようです。

どちらも始めはよく理解できずに、いつの間にかハマっていた食べ物というのも共通します。






海の朝市 八戸

2009-03-17 | 青森の味
今年も3月15日から八戸の海の朝市が始まりました。
毎週日曜日、朝4時から9時まで八戸の舘鼻岸壁で開催されます。
12月末まで続きますが、今年最初ということで行ってきました。


朝の7時半ごろ到着。でも店じまいをし始めているところもあり終わりに近そうでした。
それでも人出は多くて、風が強くて寒いのに盛り上がっています。


八戸の港ですから、魚屋さんが多いです。
どれも新鮮そう。


こんな背負い籠のカッチャもいました。


露店の直ぐ後ろは漁港です。
荒天のためか多くの漁船が停泊中でした。


鯖の炭焼き。
美味しそうでした。


ちょっと不思議なものを売っている店もあります。
何なのかよく判らないのですが。

私は味噌や漬物、山野草の鉢植えなどを買ってきました。
どの店を覗いてもいろいろと説明してくれます。
店じまいの直前なのでおまけを付けて貰ったり、安くしてもらったり。
とても楽しい買い物の時間でした。
次はもう少し早起きをして行ってみようと思います。





ホワイトデー

2009-03-16 | 思うこと
3月14日はホワイトデーですね。
あまりバレンタインデーは意識した事がないのですが、今年は2月中旬に会合があった際、これからも宜しくという気持ちをこめて何人かの方にチョコレートをお渡ししました。
数日前その中の一人から電話があって、お返しに渡したいものがあるから近くにくることがあれば教えて欲しいとのこと。

もともとチョコをプレゼントしたこともあまり無かったのですが、ホワイトデーにお返しを貰った経験も、よく考えてみても記憶にありません。
私にとって初めてのお返しかもしれません。
電話を頂いた後、何かとても幸せな気持ちになりました。

商業主義のコマーシャルに乗るのは嫌いだったのですが、ちょっと考えを変えてしまいたくなります。
世の男性はバレンタインデーにこんな気持ちを味わっていたのでしょうか。
今更ながら新しい発見をしてしまいました。

頂いて嬉しい物は、相手のことを考えていると分かるものです。
考えてくれる時間が嬉しいのかもしれません。
私は贈り物が下手だと思っていますが、こんな気持ちを忘れないように出来たら良いな、と感じました。





自動変換

2009-03-15 | 自然科学
アメリカ人の多い町で暮らしているので、近所にもアメリカ人が住んでいます。
町の中で英語が普通に飛び交っているのは、日本の中でも数少ないところかもしれません。
米軍基地内のお店に連れて行ってもらうこともあります。

ある時基地内のリサイクルショップで買い物をしたら、今日はドルでの支払いしか受け付けられないと言われて困っていました。
その日はドルは持っていなかったからですが、後ろに並んでいた買い物客が円とドルの交換をしようと申し出てくれました。
ほんの1~2ドルの買い物だったので、レートの計算をしだしたその方に多目の金額を渡してお礼を言って買い物を済ませました。

何年か前の記憶ですが、この時の会話は英語でしているのに私の記憶の中ではすべて日本語になっています。
他にもアメリカ人と会話した経験は多くありますが、内容はすべて日本語で記憶されています。

ダイビングをしていた頃、水中での意思疎通はボディランゲージがほとんどで、たまにボードを使った筆談もありました。
必要なサインは決まっていますが、身振り手振りでかなり細かい話が出来ます。

水の中ですから話す事など出来ないのですが、記憶の中では話し言葉として覚えています。
人間の脳は受け取った情報を意味として記憶するようです。
このごろ英語もあまり使わないためにだんだん分からなくなっています。
英語のまま記憶していては意味が解らなくなってしまいますが、脳はなかなか便利に出来ているようです。






八戸 八食センター

2009-03-14 | 青森の味
八戸に行くことが多いのですが、見ても買っても食べても良いのが八食センターです。
八戸駅から車で10分位の所にあります。


平日でもこのような人出です。
観光バスで大勢の方がやってきます。


八戸で揚がった魚が並んでいます。


マグロも。


大間産でしょうか。


ちょっと変わった魚も。
鍋にするそうです。


蒸かしたカニ。


昔、魚屋さんはこんな風に並べていて、よくお使いに行っていたのを思い出します。



スナップ写真

2009-03-13 | 思うこと
自分で撮る写真は日付を入れています。
子供の写真を撮ることが多いので、何時のものだったか忘れないためです。

学生の頃写真部に入っていました。
社会人になっても写真が好きで、仕事も関係のあるものでした。
フィルムや現像はお金がかかるので、それほどたくさん撮っていたわけではないのですが。

海に潜るようになってからは水中カメラを持ち、自分一人で潜って写真を撮ったりしていました。
まだニコノスの一眼レフが出る前で、水中撮影に慣れるまでは1メートルの距離測定用の棒を使っていました。
水中では目視による距離が20%長く感じられます。
目視での距離合せはこの感覚が正しく補正されないとピントがあってくれません。

ウインドサーフィンの写真も撮っていました。
胸の深さの場所でカメラを構え、友人たちに自分の近くでジャンプやジャイブをしてもらいます。
台風の後など風の強い日が撮影日だったのですが、そんな日はスピードも速いので自分に向かって進んでくるサーフィン板の先はとても怖かったものです。
水の中では素早く避けることは出来ないのですから、友人たちの技術を信頼していないと出来ません。

当時はカラーリバーサルフィルムを使用していたので、デジタル時代になった今はこの写真をどうするかが悩みの種です。
私の記憶でしかないものですから、そのままにしていますが。

今では自分の撮るものはスナップ写真だけです。
自分の日常と子供たちだけが被写体です。
ネット上にある素敵な写真を眺めているのが楽しみです。






夜空を行く鳥たち

2009-03-12 | 青森自然
西の空には残照が一日の終わりを告げている。
東の空には満月に近づく月が輝きだし、紺色の空からは白鳥の声が聞こえてきます。
見上げると月を背景に20羽ほどの白鳥が隊形を変えながら北へ向かって飛んでいきます。
残照を受けて白く光る白鳥の幻想的な美しさに、暫し見とれていました。

着物が好きなのでネットで着物の画像をよく眺めていますが、月と雁の図の帯を見つけたとき日本人の美意識の高さに感動したことがあります。
渡り鳥は夜の空を飛んで行きます。
月の光と星の光を反射する海面を眼下に見下ろし、広い空間を進んでいく鳥たち。

風に乗るという感覚は人間が想像するには難しいものですが、昔熱中していたウインドサーフィンは乗っているときに全身で風の力を感じていました。
エンジンの動力音ではなく、波切音と風切音だけの世界でした。
鳥たちもそんな静かな空間を飛んでいるのでしょうか。

夜の空を飛ぶ感覚を知っている人は、「星の王子様」を書いたサン・テグジュペリでしょう。
「南方郵便機」や「夜間飛行」には夜の砂漠の上を飛ぶ話が出てきます。
テグジュペリは空の風景を観ながらいろいろなものに想いを巡らせて行きます。
プロペラ機は風に乗る感覚を味わえる乗り物のようです。
映画などでも夜の空を飛ぶシーンがよくありますが、その幻想的な感覚は人の心を捉えて離さないのでしょう。


今日は夜の空に思いを馳せる話になってしまいましたが、このニュースを見て鳥のことを考えていたのが始まりでした。


飼育が禁止されているウソなどの鳥23羽を自宅で飼っていた青森市の71歳男を現行犯逮捕

飼ってみたくなるほど可愛い鳥たちですが、自然の中にいて私たちにさせてくれるいろいろな想像だけを楽しめないものでしょうか。







記憶の中の風景

2009-03-11 | 思うこと
ある写真を眺めています。

まだ明けきっていない初夏の朝、湿度の名残が漂っています。
早朝の海は満潮で、沈んだばかりの月と昇りだそうとする太陽。
まだ誰も起き出してこない港は静まり返って微かな波の音。

一日が始まる前の静かな時間。
自分で乗ってきたのであろう自転車がそこで休んでいます。
朝の湿度と緑の呼吸の香りが漂うなかに。


若い頃はなぜか無性に一人になりたい時がありました。
そんな時はバイクに乗って当てもなく走り回っていました。
深夜の首都高速だったり明け方の海岸だったり、とにかく人のいないところへ行きたかった。
でもそんな所を見つけても、そこで考える何かがあったわけでもなく、ただ自分の中に何も無い事が寂しいだけだったのですが。

これから自分は何処へ進めば良いのか、自分の居場所はどこかにあるのか。
ぼんやりした霧の中で道に迷ってしまったように、何か覚束ない道を歩いていたのでしょう。
相棒は4stシングルの音を聞かせてくれるバイクだけでした。
自信の持てなかった私はいろいろなことに挑戦し続けていました。
空っぽな自分が許せない若い頃のことです。


この写真は私が撮ったものではないのでブログに貼るわけには行きませんが、なんとなくどんな写真なのか想像できるでしょうか。
何か心にぴたっと来る写真というものもあります。
誰もいないほんのひと時の時間を探して闇雲に走っていた頃は懐かしい記憶になっています。