デザインのセンスの差ですか。
テニスの世界でフランスといえば、フレンチオープン、ラコステ、WOWOWのテニス中継で
いつもお世話になっているフローラン・ダバディさん、そしてやっぱりあの「バボラ」。
コートに行けば必ず誰かが使っているピュアドライブ、ピュアアエロ、ピュアストライク。
契約してるプロ選手も一流の有名どころがいっぱい。そんなバボラさんですが、日本国内の販売を
担当していたダンロップさんとは2020年で契約を切ってしまうようですね。
これで何故か他メーカーに比べてハンパなく割高感が強かったテニスウェアも安くなるのかな。
そして今回のテーマのテクニファイバーもバボラと同じくフランスの会社です。
バボラと同じようにストリングのメーカーっていうだけではなく、ラケットも出しています。
ストリングに関しては広く認知されていますが、ラケットに関してはまだまだのようです。
テクニファイバーの国内販売はブリヂストンさんが担当(※2020年末まで)
テクニファイバーもバボラのピュアドライブのような世界的大ヒットがまず一発出れば
ブランドイメージも高くなって、出すラケットがコンスタントに売れ続けるメジャーな
メーカーになることでありましょう。でもその一発がなかなか。
でもテクニファイバーは地道にちゃんと努力してるんです。ATPとオフィシャル契約して
グリップエンドの所に独占的にATPのマークを入れたり、ストリング&ラケットメーカーの
強みを生かし、他のメーカーにはないユーザーに超優しい機能で、ガットの結び目部の
グロメット割れを防ぐのにシリコンのような柔らかいパーツを配置して、何度ガットを
張り替えても結び目部が劣化しないというのは、本当に素晴らしい発明です。
そんな風に他のメーカーにないことをしているのにあまり売れているようには思えません。
コートでテクニのラケットを持った人を見かけることが少ない、少なすぎる。
何が足りないのでしょう。
ライバルのバボラはナダル選手を筆頭にティエム選手などブランドイメージを大いに高める
ビッグな選手が居るのに、テクニの契約選手ってバグダティスとかベルダスコ、、、
など過去の契約選手が浮かんできてしまう始末。今の契約選手って誰?という感じで
ブランドの顔となる選手が思い浮かびません。最近昨年の楽天オープン決勝で錦織選手を
圧倒した長身でイケメンのロシアのメドベージェフ選手と契約をしたようです。
他にも有望な若手選手と多く契約している?そういう方針なら良いです。
最新モデルのラケットTファイトXTCシリーズのデザインもフランス国旗のトリコロール
カラーがモチーフでおしゃれ感はありますが、ちょっとインパクトに欠ける気がします。
ショップに行って鮮やかな青が映える2018ピュアドラとテクニのTファイトXTCが
置いてあったら、大部分の人がピュアドラの方を手にとってしまうのではないでしょうか。
なんか最近のバボラのラケットは手に取ると魔力か何かが出ているんではないかと
思う程にカッコよく、色使いやデザインも洗練されてる気がします。
何かが出ているといえば、この頃のテクニファイバーのラケットにも特別なものがありました。
カブキ柄デザインは完全に社長の趣味だったとの事ですが、なぜこの路線を貫けなかったのか。
契約プロのインパクトで勝てないなら、見た目のインパクトで!
本当に惜しまれます。
私はカブキ柄の頃のテクニのラケットが大好きで性能が多少・・でも、もうこのデザイン
っていうだけで今でもこのTファイト320VO2MAXを使ってしまいます。
日本の正式代理店でもあるブリヂストンさんから今のテクニの社長か偉い人に直訴してもらって
今一度、あの頃の素敵なカブキ柄デザイン路線に戻してもらえないものかと切に願っています。
次回はバボラの新ラケットで、と思ってましたが5月出荷分の方になってしまったかもしれません。