#テナズケロ
グリップとフェイス周りを最近の自分好みに調整し、1.30mmのポリ
ガット、エナジーターボを55pで張って打ってみました。
プリンスのラケットだと主に薄いフレームのラケットをメインに
使ってきていたので、厚ラケは殆ど打ったことがなく、一体どういう
感じかなのか興味津々でした。
打ってみたのですが、ここ最近使っていた黄金スペック系の
ダンロップのSX300ツアーやヘッドのエクストリームプロ
などと比べるとボールの飛びが少し渋い感じが。
同じ黄金スペック系でもタイプが違うとこんなにも変わるのかと。
なんていうかビーストという名前で想像していた程にワイルドな感じ
はなく、落ち着いたマイルドな打感とボールの飛びで、フレーム厚の
割にある程度自分からしっかりと打っていかないと真価を発揮しない
タイプのラケットのようです。
それにしてもプリンス独自のボールの飛びの指標であるPLが1040と
かなり大きな数値だったので、相当パワフルなのかと警戒していたら
そんなに飛ばないのでちょっと肩透かしな感じも?
空気抵抗が少ないO3構造ラケットなのでラケットの加速性と振り抜き
が良好で、少し遅れてしまったというようなタイミングでもなんとか
なるようなところも含めてとても扱いやすくて、まるで自分のテニスの
限界をもう一段上に引き揚げてくれるような、他のラケットにはない
アシストも感じました。
ビーストO3 100はどちらかというとフラットドライブ系に適性が高く
スイングスピードを上げれば上げるほど食いつく感じで、反発力も
あるのでボールの引っかかりが特別高いという感じはしないですが
他のO3ラケット同様に、スライスのショットとの相性も良い
気がしました。
O3ラケットというと、独自のボヨ〜ンとした打感がイマイチというのが
一昔前は定説?でしたが最近のO3だと、もはやそういうデメリットは
ないようで、O3部分をグロメットレス構造にしてよりダイレクト感が
出るようにするなど、色々と細かい工夫が効いているようです。
2019年モデルのO3ビーストからATS(アンチトルクシステム)を搭載と
いうことでシャフトのところだけではなく2時10時の位置にもトワロン
という素材を入れたとのことで、面安定性が高まったのだとか。
残念ながら前作はスルーしていたので打ったことがなく、どれぐらい
性能がアップしたのかは分かりませんが、それにしてもなんかこれって
ヘッドのグラフィンタッチ→グラフィン360と進化した時と同じ感じ?
なんて思ってしまいました。
次期モデルでトワロンをフレーム内に捻って入れてATSがATS+に進化!
なんてなったらもう完全に(以下略)