ラケットオタの探求の日々!

今日も理想のテニスラケットを求めて試行錯誤の日々

ブリヂストン「最後のX-BLADE」RZ300を打ってしばらく試してみた!

2020-12-11 10:06:21 | テニス

 

今月いっぱいでテニス事業を撤退してしまうブリヂストン

さんの、残念ながら最後の遺作となってしまうRZ300を

しばらく試してみました。

使ってみると前回の調整でピタッとハマり、もうちょっと

ラケットトップにオモリを追加したい感じもありましたが

ガットも含めてこれでほぼ問題ないような感じでした。

 

ただ正直に告白すれば最初に使ってみた時に「やっぱり」

といった感情が芽生えてしまったのは否定できません。

ブリヂストンさんのラケットといえば勝利よりも打感の

心地よさなどが優先されている感が少し強めのような。

(※個人の感想です)

 

今回のRZ300のカテゴリーだと比較対象はあのバボラさん

のピュアドラ&ピュアアエロ、ヘッドさんのエクストリーム

ヨネのEゾーン100、そして最近の新規機種だとダンロップ

さんのFX500あたりです。もう大激戦です。

 

そういう状況の中のRZ300ですが打ってみるとスピン性能

ボール飛びの両方とも際立った感じは、残念ながらそれほど

感じませんでした。

ただ打感に関してはライバルを圧倒するレベルで、打った

時の感触の良さなら圧勝だと思いました。

カーボンを編み込んで作るXブレード製法が効いているのと

他の幾つもの振動吸収対策デバイスも良い方向に働いている

のだと思われます。

 

何より打ちやすさで感じたボール持ちの良さを、他メーカー

さんのようにグロメットを工夫してホールを大きくしたり

多角形形状や、縦長などの工夫で実現するのではなく

ラケットのフェイス部分のたわみ量の設計でそれを実現

しているのには驚きです。

RZ300ではプレイヤーがボールインパクト時に不快な響きを

極力排除するためにグロメットホールの大きさを逆に小さく

しているのだとか。

フェイスのたわみを大きくするとパワー面ではかなり不利に

なると思われるだけにかなりのチャレンジではなかったかと。

 

 

気がつきました。

今回のRZ300を他のメーカーさんの黄金スペック

のラケットなどと比較するのは間違いだと。

もっと単純にRZ300は同じブリヂストンさんの

BXシリーズのもっと飛びが良くイージーに打てて

スピンもかかる版と考えれば良かったのです。

BXシリーズはコンセプトには賛同するものの使って

いるとちょっと辛い面もありました。

 

そう考えると今回のRZ300はとても扱い易く

バランスにも優れ、気持ち良くボールを打てる

ラケットだとしみじみ思います。

同じようなスペックだからと言って、ピュアドラや

FX500などど比べるのが間違いだったのです。

 

そして気持ちを切り替えて使ってみると近年これほど

扱い易さと気持ち良さを兼ね備えたラケットはあった

だろうか、と思うほどにとても気に入って使ってしまう

ラケットとなりました。

ああそれなのに、もうこの次の機種が発売される事は

ないというのはなんたる悲劇、なんていう損失、、。

本当に残念としか言いようがありません。

 



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