本日は所用があり、会社を休んでいる。
実家に電話してみた。
「もしもし・・・」
親父だ。
正直親父とはあまり話すことはない。
親父のほうも、息子とはあまり話したがらない。
気に入らないということではなく、
接し方がよくわからない・・・
ということのようであるのだが。
確かに親父は口数も少なく、物静かな男だ。
しかし、何も話さず電話を切るのもどうかと思い
近況なと話してみたが・・・
どうも話が弾まない。
思い返せば、親父との会話はいつも連絡とか、ちょっとした知識とか、
そういう会話が多かった。
自分がどう思っているのか、相手はどういう風に考えているのか・・・
ということにはあまり興味がないようである。
熱っぽく何かを語るということもない。
だけれども、親父としてはそれでいいのかもしれない。
一家の大黒柱として、ギャンブルもやらず、
趣味にも打ち込まず、まじめに働いてきた。
そういう人なのだ。
「何かあったら、帰ってきてもいいよ」
そう、言ってくれる。
二度と実家に戻るつもりはないけれど、
実際には帰らなくとも、「帰れる場所がある」
ということは幸せなことだ。
その後、子育て中の姉と話したが、
「東京で一人暮らしで、何食べているのか・・・
新鮮な野菜も食べれないなんてかわいそう。
はやく、料理のうまい嫁さんを捕まえられるといいね」
などと、哀れまれてしまった。
不思議なものだ。
こっちはこっちで、
「生涯のほとんどを生まれた場所で過ごし、広い認識を手に入れられない」
ように見える姉をかわいそう・・・と思うが、
姉は姉で空気は汚いし、ごみごみしている東京にいる弟を不憫だと思う。
価値観はひとつではない。
僕は帰る場所を時折思い出しながらも、他で生きる道を選んだ。
きっとそれは変わらないし、それぞれがそれぞれの道を行けばいい。
実家に電話してみた。
「もしもし・・・」
親父だ。
正直親父とはあまり話すことはない。
親父のほうも、息子とはあまり話したがらない。
気に入らないということではなく、
接し方がよくわからない・・・
ということのようであるのだが。
確かに親父は口数も少なく、物静かな男だ。
しかし、何も話さず電話を切るのもどうかと思い
近況なと話してみたが・・・
どうも話が弾まない。
思い返せば、親父との会話はいつも連絡とか、ちょっとした知識とか、
そういう会話が多かった。
自分がどう思っているのか、相手はどういう風に考えているのか・・・
ということにはあまり興味がないようである。
熱っぽく何かを語るということもない。
だけれども、親父としてはそれでいいのかもしれない。
一家の大黒柱として、ギャンブルもやらず、
趣味にも打ち込まず、まじめに働いてきた。
そういう人なのだ。
「何かあったら、帰ってきてもいいよ」
そう、言ってくれる。
二度と実家に戻るつもりはないけれど、
実際には帰らなくとも、「帰れる場所がある」
ということは幸せなことだ。
その後、子育て中の姉と話したが、
「東京で一人暮らしで、何食べているのか・・・
新鮮な野菜も食べれないなんてかわいそう。
はやく、料理のうまい嫁さんを捕まえられるといいね」
などと、哀れまれてしまった。
不思議なものだ。
こっちはこっちで、
「生涯のほとんどを生まれた場所で過ごし、広い認識を手に入れられない」
ように見える姉をかわいそう・・・と思うが、
姉は姉で空気は汚いし、ごみごみしている東京にいる弟を不憫だと思う。
価値観はひとつではない。
僕は帰る場所を時折思い出しながらも、他で生きる道を選んだ。
きっとそれは変わらないし、それぞれがそれぞれの道を行けばいい。