老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

安倍首相、もう引退されては…

2020年08月07日 19時32分00秒 | 政治・経済・環境・核兵器など
 新型コロナウィルス感染症の感染者が拡大しており、毎日の様に過去最高の感染者数と報じられると共に、大都市だけでなく地方や離島でも大きな問題になりつつあるにも拘わらず、国会は閉会されたままで本格的な対策は検討される気配はありませんし、多くの人が不安を抱いていた馬鹿げた“Go to キャンペーン”を見直そうともせずに推進し、専門家でもない担当大臣が毎日の新聞発表を行っているのは、正に異常事態ではないでしょうか。

 その間にも、このコロナ問題の影響で、従来通りの業務ができない業種や従業員は多岐にわたり、それぞれが絶望に追いやられたり、我が身を犠牲にしながら必死に耐えしのんでいるのです。

 コロナ対策の最前線での奮闘を余儀なくされている部署もあるでしょうが、多くの公務員は仕事量や作業環境に不満を持ちつつも、まだ雇用と給料の心配だけは無い人が多いでしょうし、我々年金生活者も現時点ではまだ年金の遅れや減額などと言う問題には直面していません


 しかし、国会と言う仕事場に行かなくて自宅にいても、多額の給付やボーナスを受ける国会議員の待遇は一種異様です。
コロナ問題で仕事の存続を心配する様な多くの国民からは思いもよらない待遇だという事の意味を思い出して下さい。

 それはあなた方が優秀で、国民がそれを評価してのものではありません。
あなた達が選挙の時に力を込めて絶叫したように、国民の真の幸せを目指して、必死になって日夜努力してくれるだろうという期待によるものです。

 特に、総理大臣たるものはこのような事態には先頭に立って、国民が安心できるような施策を提示し、国会を機能させるべきがその役目ではないでしょうか。

 国会閉鎖中と言えども審議は可能との意見もあるかも知れませんが、少なくとも首相がその審議に出席して発言したという様なニュースは一切なく、逆に“巣籠り中”との由です。

 昨日も、実に49日ぶりの記者会見と報じられましたが、その内容たるや実にあっけないものでコロナ問題についてもまるで他人事のような対応にしか見えませんでした。
今の状態では政府は新型コロナウィルス感染症対策を投げ出してしまったとしか見えず、もう政権担当の意思なしと判断されても仕方ないでしょう。

 国民の先頭に立って困難に立ち向かうとの意思がないのなら、早々に身を引かれるべきでしょう。


 国民の不満は溜まりに溜まり、内閣支持率は大幅に落ち込んでいるとの発表が相次いでいます。

 オリンピックを花道としての引退を考えていると一部では報道されていましたが、現在の世界的な状況を見ると、来年度に延期されたオリンピックノの開催も疑問視される意見も多く、このままでは花道は無くなり、侮蔑と軽蔑のまなざしで「石をもて追われる」惨めな結末にもなりかねないでしょう。

 格好つけて、“自分の意思で辞めた”と言えるのは今を置いて無いでしょう。
早々のご引退をお勧めします。  (まさ)

※ “このままでは『晩節を汚す』”という言葉もある様ですが、調べて見ると『晩節を汚す』とは、[それまでの人生で高い評価を得てきた]人に対して使う言葉の様なので、私には安倍首相に対しては使えない言葉だと思っています。