一昨日からの携帯電話の電波障害問題については、昨日のメールで「夕方から断続的には携帯電話が通じるようになりました」と書きこんだものの、完全復旧ではなかったようで、その後もJCOM利用電話間では通じない状態が続き、今日の夕方にやっと復旧したように思えます。
ITに依存しすぎの生活の危うさを改めて認識すると共に、固定電話も継続しておく必要性を感じた出来事でした。
今日のブログも、引き続いて「語源」関係です。
最近ではあまり言わなくなりましたが、お酒好きの人のことを「左党」或いは「左利き」とか、「上戸」と呼ぶことは知っていましたが、その語源については全く判らなかったので、<SAKETIMES>などで調べて見ました。
◆なぜ「左党」或いは「左利き」?
・江戸時代、大工や鉱夫が右手に槌、左手にノミを持つことから右手のことを「槌手」、左手のことを「ノミ手」と言いました。この「ノミ手」が「飲み手」と同じ発音だったため、ダジャレのような感覚で、お酒飲みのことを「左利き」と呼ぶようになり、「左党」もその派生語とされています
・「左党」は口語にすれば「さとう」で、むしろ甘党を連想させるし、政治用語として急進派を左翼と呼ぶようになったことからも、このややこしい成り立ちの俗語は、ほぼ死語となったようです。
◆なぜ「上戸」?
①律令制の時代に存在した階級制度がもとになっているとする説です。
律令制では、各家庭の階級がその家族の人数や資産によって、大戸・上戸・中戸・下戸と4つに分かれており、上戸は上流階級で、下戸は最下級の家を表していました。
婚礼の際、各階級が飲むことのできるお酒の量は、上戸の家では8瓶、下戸の家では2瓶と決められていましたので、そのことから、お酒をたくさん飲める人のことを「上戸」、飲めない人のことを「下戸」と呼ぶようになったと言われています。
②中国を発祥とする説です。
中国・秦の時代、万里の長城で門番をしている兵士がいましたが、万里の長城には「上戸」と呼ばれる寒さの厳しい山上の門と、「下戸」と呼ばれる往来の激しい平地の門がありました。
労をねぎらうために、上戸の兵士には体を温めるお酒を、下戸の兵士には疲れを癒やす甘いものを配ったそうで、それが転じて現在の「上戸」「下戸」の意味になったとされています。
何れも歴史のある言葉なのですね・・・(まさ)