老いの途中で・・・

人生という“旅”は自分でゴールを設定できない旅。
“老い”を身近に感じつつ、近況や色々な思いを記します。

スロベニアとクロアチアの旅 その⑫  ~旅を振り返って~

2022年12月08日 19時22分34秒 | 旅行/色々な風景

(花の写真の整理もかなり進んできました。間もなくアップできそうですが旅行記については、取り敢えず今回で区切をつけたいと思います。 
長期にわたるお付き合い、ありがとうございました。)

 最初に書いたように、私は仕事の関係もあり結構海外には行っている方ですが、商社時代は農産物関係が多くて農産物生産国が多かったですし、その後も趣味のスクーバダイビングが大きな旅行目的となっていましたので、ある意味ではヨーロッパ圏は初めての旅行という感じでした。

 今回、スロべニア/クロアチアを選んだのは、豊かで変化に富んだ自然と、歴史的な遺跡が豊富ということ、更にワインやチーズも美味しそうという欲張りな目的に合った所だったからです。

 ツレアイが介護施設に入所中ということで躊躇う気持ちもあったのですが、面会が月1回に制限されていることや、前妻との間の大学生の孫が一緒に行こうと言ってくれたので踏み切った旅行です。

 この旅行で感じたことを順不同で記してみます。

世界遺産巡り
 この地域は自然や歴史的な建造物/街並みが多くて、色々な世界遺産があります。今回訪れた所では
スロべニア:シュコツイヤン鍾乳洞
クロアチア:ポレチェ/プリトヴィッツ公園/ザダル/シべニク/トロギル/スプリット/ドブロヴニク
と、8カ所もありました。

 お陰で絵葉書的な写真が多くなったのは仕方ないでしょう。

◆石文化の再認識 
 木文化の代表である日本人としては、改めて石文化との違いを感じました。

 ローマ時代からの建造物があちこちに残り、その時の石の歩道やその道の両側にある数百年前の建物が未だにそのまま活用されていたり、正に歴史の重みを感じました。

◆複雑な歴史 
 自然や建造物はそのまま残っているにしても、その地の支配者や民族・文化は次々と変わっていて、このヨーロッパの複雑な政治の歴史は我々島国に住んでいる日本人にはとても理解できないところです。

◆結構歩きました
 
噂には聞いていたので、スロベニアの洞窟群や、クロアチアのプリトビィツ公園やドブロヴニクでの長距離徒歩や上り下りのしんどさは覚悟していましたが、市街地でも結構疲れました。

 というのは、都市の大部分では、旧市街には車が入れないところが多く、新市街でバスを降りて歩くのが一般的で各地共に結構歩きました。オマケに石畳が多くて、足は結構疲れ、夜は熟睡続きでした。

◆天候
 もう冬の雨季に近づくし日本と比べて緯度も高いということで、雨や寒さに対しては万全の備えというべく沢山の衣類を用意していましたが、何のことはなく現地は結構暖かくて日中では半袖でもOKという状態で、しかも「私が参加するこの旅行社のツアーでは雨が降らない」という晴れ男伝説は継続しており、雨具も一切使用せずという結果でした。

◆食事
 
グルメツアーではないので、それ程凝った料理はありませんでしたが、私には地元産の美味しいビール/ワインそれにチーズがあれば十分です。
今回はそれに加えて生ハムやソーセージ類も美味しく、更にアドリア海の海産物も豊富ということで文句なしでした。

 帰国後、体重計に乗ると2kgsほど増えていて、未だに減量に苦労しています。

60歳年の離れた孫とのこと
 
今回は60歳以上も年が離れていてしかも会いだしたのはこの1年ほど前からという孫と同道で同行で、最初は少し戸惑いもありましたが、次第に違和感もなくなりました。

 孫が映画好きでしかも私世代の映画のことも良く知っているので、私がもう忘れかけている昔懐かしい映画の出演者や監督などのことを逆に教えてもらう始末でした。

 語学や色々な歴史にも興味あるということで、今回のツアーを楽しんでくれたのが何よりでした。

◆コロナ関連
 
丁度出発間近になって、日本でもコロナ関連の入出国規制が大幅に緩和されましたので気が楽になっていましたが、今回訪問した何れの国でも入国に関する規制は全くなく、また街中でマスクを着用している人は殆どいませんでした。

 我々もバスの中では一応マスクはしていましたが、観光地を歩く場合は例え市内地でもマスクの着用なしで済みました。

◆イスタンブール空港
 
今回は行き帰り共に羽田⇔イスタンブール間の航空機を利用しましたが、ビックリしたのがイスタンブール空港。

 10年ほど前にトルコ旅行をした時に利用したことがあるのですが、その時はごくありふれた空港だったのが、今回は本当に大きな空港になっていて、ドバイやドーハにも負けないような感じでした。

 今回はトランジットでの利用でしたが、余りに広すぎて空港内の移動だけでも結構疲れが出ましたし、おまけに行き帰りともにツアー参加者の1名がはぐれてしまうというアクシデントもありその大きさが余計に印象に残っています。


 今までほとんど知らなかった、スロベ二アとクロアチアがこの旅を通じて非常に身近な国に感じられるようになりましたが、そのクロアチアと日本が開催中のワールドカップで対戦することになったのも不思議な縁だと思っています。(まさ)