ワールドカップは激戦の末、PK戦でアルゼンチンが勝利しました。
実に36年ぶりとのことで、TVでは現地の歓喜の様子を伝えていて、懐かしく見ました。
多くの国民が各地の大通りや公園に繰り出して、“Argentina ! Argentina ! ”の大合唱と共に、車がけたたましいクラクションを鳴らしながら走り回っている様子が映されていました。
私がアルゼンチンに初めて行ったのは、1978年で丁度アルゼンチンで開催されたワールドカップでアルゼンチンが初優勝した直後で、街中にその喜びの余韻が残っていました。
丁度、同国では軍事政権下でハイパーインフレが進行中という、悪環境下でしたが国民の多くが政治や生活に対する不満を忘れて、快挙に酔っているという感じでした。
約1年半の駐在期間中も、大きな国内試合がある度に、街中は勝利チームを称える人々の合唱と車の喧騒にあふれるという状態を何度も経験しました。
兎に角、同国においてはサッカーは単なるスポーツを超えている存在でした。
そんな国ですから、現在の国民の喜びは一通りではなく、まるで世界の中心にいるような気分でしょう。
低迷する経済から、少しでも脱却できるエネルギーになることを祈っています。(まさ)