gatagata道を行く

おばさんのよもやまばなし 食べる・歩く・俳句 by sino

宮崎へ一歩

2008-05-30 00:19:12 | Trip&Bike
3日目 大隅半島を南下 入手困難な「森伊蔵」(芋焼酎)店の前をとおり・・・
店に寄ったところで、購入は抽選だそうだ・・・
鹿屋の自衛隊基地の中にある「航空史料館」へ
ここは、万世・知覧の旧陸軍基地とは違い、旧海軍基地
史料館も自衛隊が開設しているので、イメージや館員さんの解説もかなり違う

万世(ばんせい)知覧(ちらん)鹿屋(かのや)と3箇所の特攻資料館を見学したわけだが
万世は遺族や地域の人々の手作り資料館、館長さんの解説は一言一言がずしりと重い

知覧は南九州市など自治体が整備した公園内、立派な施設 解説用の紙芝居のようなパネルなども準備されており、説明員さんの話術もなかなかで修学旅行生などを多く見かけた

鹿屋は玄関ホールに平山郁夫さんの絵から興した桜島の巨大ステンドグラスがある
解説は自衛隊の方、展示物も旧海軍の博物館かと思わせるものが多い

3館それぞれ趣が違い、同じ歴史の一幕を伝える資料館も、伝え方によりこうも違うものかと考えさせられた

3館に共通するものは、若くして、志願して散っていった命と家族や知人の思い
それと、彼らの最期を懸命に支えた南九州の人びとの心

 当方も至極元気で歌の如く「今日は東へ明日は西へ」と飛び廻って居りましたが
 いよいよ時が到りました
 五月早々を命日と御覚悟下さいませ
                           御両親様
 
 殉皇に生く 我に続け

どちらも万世の展示室で転記した

番外エピソードだが、彼らの意識高揚のため麻薬や覚醒剤が使われていたとの情報もある
そう聞くと何だか納得してしまう

鹿屋の後は、宮崎県に入り都城で焼酎「霧島」の工場見学、続いて小京都「飫肥」(おび)へ
霧島市は鹿児島県だが、霧島連山の麓の一部は宮崎県
都城は島津家発祥の地で、宮崎といえども鹿児島の文化圏らしい
飫肥は町を囲うように三方が川、山口の萩を小さくしたような城下町だった

旅の最後は、高千穂峡の外れで小林ICからすぐの「生駒高原」
お花畑はポピーが満開だった
コメント (2)
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