まんまるログ

融通性か?和・洋・中・無国籍・ジャンクとなんでも食べる胃袋と脳みそ。

スウェーデン映画…父親の想い出

2013年10月07日 | 日記
昔から映画をよく見てきた。

記憶のなかでは、3歳から…映画三昧の子供であった。
生まれて初めて観た映画は、覚えていない。
赤ちゃん<六か月>の頃「翼」を見たそうである。G・クーパーが脇役だったそうで…。
贅沢な映画である。
3歳の時「嵐が丘」を見ている。
W・ワイラー監督。
主演ローレンス・オリヴィエ、マール・オベロン。
懐かしさに<震える>よりも興奮する人がいたら、お友達になりたい。
母の膝の上で、お利口で、むずがらずにいてくれた…そうである。
母は父に連れられて洋画を見に行く。
3歳の私も又。

ゲーリー・クーパー。マレーネ・ディートリッヒ。<O/K>両方のヘプバーン。
J・スチュアート。K・ゲーブル。G・ペック。シャルル・ボワイエ。
S・トレーシー‥‥。
記憶のなかにある俳優の名を連ねるだけで、ブログが終わってしまう。
ボギー。バコール。バーグマン。デボラ・カー。
モロッコ…渚にて…カサブランカ…駅馬車…わが谷は緑なりき…
…もう、書き連ねるのはやめておく。

たくさんの俳優たち<名優達>を見てきた。
名監督にも時代にも触れる事が出来た…映画は私の心の窓。
もちろん、リバイバル上映である。
私が生まれる遥か前の時代。トーキーからシネマスコープに変わる激動の時代の映画。

小学校の三年生でバート・ランカスターの大ファン。
ベラクルスだった。
クラスで話の分かる相手等…いない。
寂しい。
この時代から他人と話を合わせるって事を…呑みこんでしまったのかも…しれない。
風変りで夢見がちな子供だったと思う。

グレタ・ガルボも好きだった。
スウェーデンの大女優。椿姫は美しかった。
「ガルボ、知らずして映画史を語るな」と言われている女優さんでもある。
父親の受け売りなのだが…この言葉は覚えている。
ヴィクトル・シェストレム…古い。イングマール・ベルイマン。R・ハルストレム。
監督も天才・鬼才・逸材が多い。
父親のお蔭で映画にもクラシックにも、哲学にも、劣等感を感じる事がない。
無形の財産でもある。
長じてからは、アントニオーニ。フェリー二。ゴダールの洗礼。

青春時代は、フランス、イタリヤ映画の全世紀。
ルネ・クレマン。ルルーシュ。
ハリウッド映画が世界を席巻する前の時代。
映画から学んだ事は多い。

★ドラゴン・タトゥーの女、以来スェーデン映画がDVDで観られる。

今年、「エージェント・ハミルトン」「ヒプノティスト」…面白い。

スウェーデンといえば、長年の社会民主労働党の政権下で社会保障制度が整っている。
フリー・セックスでも有名な国。
国民は権利だけでなく、義務も遂行している…様に思える。

ガルボの肖像は、クローネ紙幣に使われているとも聞く。

ヨーロッパは底が厚い。底は幾重もの層がある。

冬、雪の中、薪ストーブで暖を取りながら、ベルイマンの「第7の封印」を再度観る。

絶対観る。

エージェント・ハミルトンを見ながら、何故か…そう心に決めた。





















コメント
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