素振りブログ。

一般でスピーチできる話の素振りのはずなのに、無理な話がほとんどのブログ。

必殺仕事人2019感想

2019年03月11日 19時05分09秒 | 日記
昨日、必殺仕事人2019がありましたけど。
最終的なマトの一人、海老沢吉右衛門こと弥吉の変化が面白かったですわ。

最初はただ、許嫁とその母の幸せを望むだけの真面目な青年だったのに。
悪党に目をつけられて、悪を吹き込まれ、心を汚されていく。
そして最後にはあれだけ大切に思っていたはずの許嫁を「邪魔な存在」と認識し、切り捨ててしまう。

元は悪人じゃなかったのに、色々あって悪に堕ち、最後仕事のマトにされてしまうってのは、里見浩太朗が悪役で出てた話で一回ありましたけど。
あれは周囲の期待する自分と、実際の自分との実力と才能の差に苦しみ、苦しみ抜いた挙句、自分の苦しみは周りが全て悪いんだと不都合を全て周りのせいにして悪堕ちする。
そういう流れでしたけど、今回は欲が際限なく満たされることにより、純白だった心が徐々に暗くどす黒く染め上げられていく。
その流れの描写が格別でしたわ。悪に袖を引かれて「このままで良いのか?良くないよな?」と思っていても「もっと甘い思いをしたくないのか?」って言葉の魔力はとてつもない。
それがビンビン伝わってきて面白かった。(その袖を引く悪党の役に西田敏行を使ってるのもナイス)

次はまた来年以降かな?
望むことなら、またレギュラードラマで見たいんだけども。
(あのときは人気出過ぎて、急遽放送期間が延長されたという出来事がありましたの)