台風18号は温帯低気圧に 引き続き暴風・高波や土砂災害などに警戒
ウェザーマップ 9月16日(月)21時45分配信
16日午後11時のひまわり画像。台風18号は温帯低気圧となったが、引き続き北日本では、暴風や高波などに警戒が必要だ。
東日本・北日本を縦断した台風18号は、16日午後9時頃、北海道の東で温帯低気圧となった。
ただ、温帯低気圧に変わったあとも再び発達する可能性があり、引き続き北海道を中心に、暴風や高波のおそれがある。
17日にかけて北海道の陸上で予想される最大瞬間風速は35メートル。波の高さは、北海道・東北で6メートルとなっている。
なお、北海道東部の大雨は峠を越えつつあるが、このあとも土砂災害・河川の増水やはん濫に警戒が必要だ。
最終更新:9月16日(月)23時15分
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台風18号、3人死亡5人不明…浸水など被害も
読売新聞 9月16日(月)21時2分配信
大型の台風18号は16日午前8時前、愛知県豊橋市付近に上陸して列島を縦断し、近畿地方を中心に河川の氾濫や土砂災害など大きな被害をもたらした。
気象庁は京都、滋賀、福井の3府県を対象に、初めて大雨特別警報を出した。読売新聞の16日午後10時現在のまとめでは、3人が死亡、5人が行方不明となり、129人がけがをした。避難指示・勧告は21府県で約60万世帯に上った。
気象庁によると、台風18号は16日夕、三陸沖へ抜けた。同日夜に温帯低気圧に変わった。
14日の降り始めからの雨量は三重県大台町で580ミリ、奈良県上北山村で548ミリを観測。四国から関東甲信の多くの地点で300ミリを超えた。同庁は16日早朝、「これまでに経験のない大雨となっている」とし、3府県に特別警報を出して最大級の警戒を呼びかけた。
この台風で、豊橋市では午前7時20分に最大瞬間風速39・4メートル、東京都心でも午前9時12分に同32・5メートルを観測。埼玉、群馬、宮城県などでは突風の被害が相次いだ。同庁は17日朝から一部の地域に職員を派遣し、発生状況や被害について調べ、竜巻かどうかを判断する。
滋賀県栗東市では、無職佐藤由紀子さん(71)方の裏山が崩れて住宅がつぶされ、佐藤さんが死亡した。福井県美浜町でも崖が崩れ、民家に大量の土砂が流れ込み、家にいた竹本みゑ子さん(77)が死亡。津市では、母親(41)と娘(10)が行方不明に。川が氾濫して流されたとみられる。このほか福島、長野、兵庫の3県で3人が行方不明となっている。
河川の氾濫も相次いだ。京都市では桂川が氾濫し、59万人に避難指示・勧告が出された。市内有数の観光地・嵐山では旅館などが立ち並ぶ一帯が浸水し、消防隊員らが冠水した道路にボートを浮かべて宿泊客らを救出した。