Tokyo Walker

諸事探訪

菖蒲

2021年05月16日 09時57分34秒 | カメラ

 前回掲載から約1か月が過ぎた。今日も午後からフラフラといつもの公園へ散歩に出かけてみた。山野草も様子が変わっていることだろう。今日の相棒はPENTAXのAuto-TAKUMAR 55mmF2。そもそも、このレンズを入手する気になったのは絞り羽根10枚というのが1つのポイントだったが、これまた寄れない0.55mの撮影最短距離である。フィルター無し、フード無しで全て手撮りとした。天気は良かったので、レンズの暗さは全く気にならなかった。


 小さな白い花が満開、葉を見ると紫陽花のような感じだが、どうだろう。他の紫陽花の開花はまだ少し先のようで、咲いているものは一つも見掛けなかった。

同じ写真から切り出したものだが、木漏れ日の光源で画像の上の方に玉ボケが出来ていた。色も多様で、絞り羽根10枚の効果とは思わないが、なかなか興味深い。


市では公園内に棚田のようなものを作り、いろいろな菖蒲を育てている。まだちょっと早くて、三種類ほどが咲き始めたばかりだった。これは今回のトリミング無しの会心の一作である。この「レンズ特有の優しい、暖かさを感じる描写」というものが発揮された一枚ではないだろうか。背景の溶けるようなボケ方も実に素晴らしいと思う。(実は撮っている時、このような画像になるとは思ってもみなかったのだが、その辺が撮り手としては情けない)


 続いて紫の菖蒲。葉の部分を見ると極めて優しい色合いなのだが、花は目の覚めるような強烈な紫色である。大きな画面で見ると、その存在感に圧倒される。この紫菖蒲は比較的おなじみのもののように見えるが、専門的には何種類もあるらしい。


 そして最後に黄色の菖蒲。一見菖蒲ではないように見えるが、花はまさしく菖蒲である。



 これは公園から戻る途中で見掛けたもので、花の名前は知らない。石垣からこぼれるように咲き誇っていた。石垣に誰かが植えたとも思えないが、実に旺盛なものだ。

同じ場所で、手前に全く別の花が石垣にしがみつくようにして咲いていた。絞り開放では「水彩画で描いたような、滲んだようにボケる」というが、その片鱗が見えるだろうか。何だか水中に居るような雰囲気である。
Auto-TAKUMAR 55mmF2、なかなかいいね。

 


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