Tokyo Walker

諸事探訪

Digital Camera StoryⅠ

2013年01月06日 11時09分02秒 | カメラ

 最初のデジカメは2005年、カシオのEX-P700だった。当時としてはレンズ部分が厳めしくてちょっと個性的なコンパクトデジカメだった。私は静止画専門で(動画は撮ったことがないので使い勝手についてはサッパリ判らないが)、まあ言ってみれば昔のフィルム写真撮りそのままで、何等進歩のない撮り方をしている。

 このカメラは、見た目ゴツく見えるが、大きさとしては相当コンパクトである。その為に、せっかく付いている「位相差センサー」や「フラッシュ」がカメラを持つ右手指の影になり、正しく機能しないことがしばしばだった。それとコンパクトにしたために、カメラを保持し難い、操作がしづらいという何とも言えないストレスがあった。外径寸法W97.5×H67.5×W45.1(mm)質量225g(Batt含まず)



 画素数は720万画素を持ち、これも当時としてはかなり上のクラス。画素数には上には上があるのだが、私の場合プリントはL版まで、その他WebやBlogに載せるのに過大な画素数は不要で、画素数ばかり大きくてもさしたる意味は無い。ということで残念ながら720万画素を有効に活用したことは1度もない。

 写真を撮る対象は大方風景が主で、接写も時々撮る。人も風景の一部で撮るが、真面目なポートレートは撮ったことがない。だから、7.1~28.4mm(35mm換算33~132mm)/F2.8~4で光学Zoom4倍、Digital Zoom4倍(合計16倍)ズームで不足を感じたことはない。

 CASIOは、確か日本で最初にデジカメを作ったメーカーだが、光学レンズのメーカーではない。しかし、電気仕掛けの部分はOKでも(今も昔も)レンズまで作る気はないようで、このEX-P700のレンズはCanon製が採用されているから面白い。

 モニターは2.0型TFTカラー液晶(115.2k画素)。ボディがコンパクトになっている分、モニターも小型になるのはやむを得ないが、今のカメラのようにバリアブルにはなっていない。そのため晴天の昼間にモニターを見ると、ほぼ何が何だか判らない。致命的と言ってよいほど役に立たない。そこでファインダーが登場する訳だが、これはこれでよく見えるのだが、実際にどんな写真になっているかは判らない。後で、撮った写真を見てビックリということになる。

 もう一つ、どうも納得できない部分がある。それは、自動発光のフラッシュ機能だ。光量不足の時に自動的に発光する仕組みだが、一長一短がある。モニターに要フラッシュの警告が出て(或いは出なくても)マニュアルでフラッシュONにしてはじめて自動発光するハード的なON/OFFが好ましい。光量不足でも、発光したくない場面は意外に多い。思わぬ発光で迷惑になったり、奇異な目で睨まれることは避けたいので、シャッターを押す前にいつも自動発光がOFFになっているか気を付けねばならなかった。また、一旦OFFにしてもすぐに設定がONに戻るので、常々この機能は要注意だった。

 そんなこんなで、なかなか思うようにはならないデジカメだけれども、旅のお伴に、散歩のお伴に何気なくポケットに入れて持ち歩けるという大きさだけは秀逸だった。

 

 


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