2012年12月31日、満を持して遂にデジカメ2代目が登場することになった。今のコンデジ(コンパクトデジタルカメラ)は競争の最も激しい商品区分で、高級機と低価格の狭間ににあって、機能面、性能面、コンパクト、価格面、デザイン面とあらゆる面でメーカーの工夫が激突するエリアである。コンデジはカメラ作りの象徴的なエリアなのかもしれない。
購入するに当たり、やはり比較検討は必要だろう。
・X10 /Fujifilm
・XZ-2 /OLYMPUS
・G1X /Canon
・P7700 /Nikon その他。
しかし、私のような写真の撮り方からすれば基本的にはいずれも、大きさ、重さ、画素数、Zoom機能、価格、どれを取っても何等不足はないはずである。とすると、最終的に決め手となるのは「カッコ良さ」以外に何もない。「カッコ良さ」もこれまた個人的なこだわりの、ただ、本人がカッコ良いと思っているだけの範疇なので他と比較して何がどうだからということでもない。
私が今回最終的に、一番「カッコ良い」という結論に至ったのはOLYMPUS のXZ-2であった。しかし、具体的にどこが?と言われても言いようもない。強いて言えば全体的にというより他ないだろう。何せ、競合する機種にそれほど大きな差異はないのだから。
早速、XZ-2を持ち歩いてみた。大きさW113×H65.4×D48(346g)については文句なし。ベルトも両耳式なので安心。(EX-P700は片耳式のストラップだった)レンズの出っ張り具合も気にならない。さすがに、フラッシュのON/OFFはハード的なロックが掛かり、これをONにしてポップアップしないとフラッシュは発光しない。これぞ正しい機能・操作というものだ。もう、勝手に発光して周囲から睨まれるということもないだろう。
しかし、ここで妙なことに気付く。レンズキャップに何やら細い紐のようなものを付けるらしい。付けないとどうなるか。レンズキャップを付けた状態で電源をONにすると、何とキャップが押し出されて脱落してしまう。どうやら、そのための脱落防止紐だったのだ。こればかりはいささかガックリ来たが、まあ、レンズキャップは、撮影時は使用せずに保管するときだけ使用することにした。それにしても写真を撮ろうとして電源を入れるとキャップがポロリ。しかも、紐でぶら下がるというこの方式はいかがなものだろう。超精密機器とのギャップ、アンバランスには呆気に取られるものがある。
更に、もう一つ。カメラ本体の底部に電池やメモリーカードを収容している訳だが、このフタが何ともチャッチイ。持ち歩いていると、ちょっと触れただけで開いてしまうようで、ふと気が付くとプラプラと垂れ下がっているのだ。ロックがあまりにも弱すぎる。メーカーの意図するところは別売のボディジャケットを付けるのが前提?、信じられん。「カッコ良い」XZ-2なのにそれは無いでしょ。
XZ-2。長くつきあえるカメラになると良いのだが、さてどうなることやら。
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