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夏目漱石著
この本は夫の本だ。 かつて、この漱石全集を買う為に 昼飯をかなり抜かなければならなかった~~~と、いう哀しい思いの籠もった本。
それはさておき、久しぶりに読み上げた「坊ちゃん」は本当に面白い!
元はといえば 先日、上野でターナー展覧会
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を見たことから、読む気になったのだが、 あらためて漱石の文章に惹かれる。
夫が日々、古典の世界に漂っているのがわかる。
いまや漱石の世界は古典。
夫の本なので、あちらこちらに鉛筆で注釈が入り、写真まで入る。
別の頁の「草枕」など、訪れた写真バッチリ!
坊ちゃんの松山も 何回も訪れているが、どうも、万葉のイメージが強い。 にきたつ。 熟田津。
ターナー島も眺めたりしたなあ。
坊ちゃんの気質、今の東京っ子に流れているのだろうか。
今夜は「草枕」の世界に浸ろう。