スミダマンのほのぼの奮戦記

~グルメ・旅・仕事・自然・地域~あらゆる出来事をフラッシュバック。

ビートルズ コピーバンド

2015-12-08 07:54:25 | イベント

ビートルズ来日からまもなく50年。ロンドンでロングラン公演中の

ビートルズのコピーバンド「LET IT BE」のコンサートに行って来た。

「LET IT BE」は昨年、初来日。本物のビートルズ・マジックがステージに戻ってきたが

キャッチコピーで、忠実に再現された圧巻のステージは感動ものだった。

会場は東京国際フォーラム、ホールC。そういえば、昨年の今頃

違うコンサートでホールAに来たっけ。

このホールCは収容人員1500名で丁度いい大きさだ。

階段を上がったコーナーで若い女性1人がビートルズコピーを

演奏していた。確かにコピーだがロックではない。

女性のつぶやきみたいな声。これも有りか。ところで、日本、世界には

ビートルズのコピーバンドが一体いくつ程あるのだろう。

この公演は5日間で8回。1回約2時間45分でビートルズナンバー約40曲を演奏。

今回はキーボードが1人加わり、テクノロジーの進化により、

中期以降の楽曲も聞くことができた。又、LET IT BEは

ダブルキャストで、私達が聞いたポールマッカートニーは本人と同じ、

左利きのギターだった。会場のお客は想像していた通り、

団塊の世代と思われる中高年が多く、私も含めてその時は

青春時代に完全に戻っていた。

ステージの両脇には古いテレビに模した型のスクリーンにビートルズの映像。

その時代の映像が映し出されて、さらにお客をその当時に浸らせる

演出をしていた。(ex ベトナム戦争、ヒッピー、ツウィギー、

その当時のニュース、CM etc)そして又、開演前、休憩中には

60年代の音楽が流れた。(ex Mellow Yellow,Good Vibration etc)

もちろん、開演中は一切撮影禁止。今回はどれだけ、黙って

動画を撮りたい気持ちに成ったことか。バックのスクリーンにも、

時系列的に3段階のシーンで演出をしていた。ビートルズ初期の

リバプールキャバンクラブ。中期のフラワーパーク、

衣裳もサイケデリックミリタリー調、そして後期ロンドンアビーロードの

スタジオ屋上。ここはビートルズ解散前の最後のレコーディング場所。

映画「レットイットビー」にもなった伝説の場所だ。

この映画は何度も見に行ったっけ。

隣の初老の夫婦は始めから終わりまで体を前のめりにして、

時には全身でリズムをとっていたのが印象的だった。

途中観客全員がスタンディングになった時、床が揺れたのには驚いた。

アンコールは「レットイットビー」そして全員合唱の「ヘイジュード」。

この時は年甲斐もなく感動した。

 

 

この日演奏された40曲の内、完全にその世界に入ってしまった曲を紹介します。

・ルーシー イン ザ スカイ ウィズ ダイアモンド

その当時流行ったL.S.Dをもじったと物議を呼んだ曲。

・Yseterday  

ビートルズの名曲中の名曲。思わずウルルンときてしまった。

・Sgt.Peppers Lonely Hearts Club Band

ビートルズの大きな転換点になった曲。

ラバーソウル、リボルバー、サージャントペーパーの3枚

アルバムはその当時の音楽界の革命だった。

・While My Guitar Gently Weeps.

私的にはジョージハリスンの最高傑作と思う。このグループは

本物より良いと思ったが、ギターの鳴き方はとてもジョージのレベルではなかった。

・Here Comes The Sun

アルバム「アビーロード」のB面。最も大好きなアルバムだ。

最後まで切れ目がなく続く晩年のビートルズの夢の世界。

正に20世紀のモーツァルトに成ったと思った。