二条城のほとりに建つ絶好のロケーションの
ANAクラウンプラザホテル京都(旧京都全日空ホテル)は
開業が1986年(昭和61年)の4つ星ホテルだ。
ANAホテルの信頼にクラウンプラザのグローバルなサービスクオリティを融合させ、
文化性の高い個性あるホテルを目指しているとか。
そういえば、北京でもお世話になったっけ。
(2019-11-11付ブログ参照)
このルートマップを見ると堀川通を挟んで向かい側が二条城ということがわかる。
京都市営地下鉄東西線「二条城前」駅も目の前にあり利便性の良い所にある。
因みに京都の地下鉄にはまだ一度も乗っていないが、
京都人により近づく為には地下鉄も乗ってみなくては、と思う。
今回2泊当ホテルにお世話になったのは下記の理由でした。
たまたまANAホールディングス(株)の株主優待券があり、
よく見ると当ホテルも20%割引対象になっていたので予約を入れてみた。
そうすると連泊すると2日目が無料というパックがあり優待券よりもっとお得と言われた。
ここ数年、京都市内はホテル開業ラッシュで京都のホテル戦争は
こんなサービスも出てすごいと実感した。
因みに当ホテルは全291室あり、
2日間居て人と会ったのはEVで1回だけという空きようでビックリした。
ガラーンとしたシティホテルはなんと寂しいことか。
どこの町でもそれなりのホテルはロータリークラブ、
ライオンズクラブの例会場として使われている。
当ホテルも3つのロータリークラブと7つのライオンズクラブが使用しているようだ。
当ホテルの一番の顔、1階のラウンジ。
外庭にはかなり迫力のある人達の滝と池があり、
それをラウンジから眺める向きで式壇がセットされてある。
おそらくこの場所で結婚式の挙式が行われるみたいだ。
片方のステージには透明なグランドピアノまである。
しかし泊まった2日間はこのラウンジはほとんど人気がなかった。
新型コロナは本当に様々な所に影響を与えている。
これが2日間お世話になったデラックスツインルーム。
ソファーは電車の席のような作りでこのスタイルはあまり記憶がない。
2日目は無料とあってベッドメイキングサービスは無いシステムだそうだ。
こと京都に限っては朝から晩まで観光、外食で外に出っぱなしで
ホテルはただ寝るだけなので、あまりホテル・旅館の比重が無いのが本音だ。
こちらは部屋の設備関係の写真。
ひょっとして当ホテルは最近リニューアルを行ったばかりなのではないか?
斬新な発想では洗面所・浴室エリアは2枚の引戸で間仕切られるようになっている。
しかも和風障子のように。
玄関扉と天井は銀箔が貼られているようだ。
洋服ダンスがまたユニーク。
ガラス引戸になっていて中が見える仕掛け。
壁のクロスも家紋のような柄を使っている。
トイレも新しく、入る手前でセンサーが感知して便器の蓋が自動的に開く。
洗面器の立ち上がりにパンチングメタルのような金物が使われている。
この辺りは全体的に和が基調になった大胆な仕様を採用していた。
かなり関係者は議論を重ね、決断したにちがいない。
前述したパックの為、朝食は1泊目だけ。
しかもコロナ対策の影響だと思うがルームサービス方式を採っているとか。
これはある意味リッチな感じで大賛成だ。
テーブルもその為用に思えるベンチスタイルでピッタリだ。
パンをはじめオムレツ・ハム・ベーコンなど出来たての温かいもので美味しい。
2日目の朝食は無いということだが、後日アップする京都の喫茶店で
どうしてもモーニングサービスを食べたかったので、
すべてがピッタリはまったホテルとなりました。
最高!最高!
1階ロビーのラウンジ入口の所には巨大な二条城のジオラマが飾ってあった。
これはなんと砂糖工芸菓子でできているとか。
これを作るのに約270日間もかかったとかで、製作者は当ホテルの製菓料理だ。
実はこの旅から帰ってきた先日、
BSTVの「二条城特集」番組でこのジオラマが放映された。
これをよく見ると本丸の奥に天守閣があるのがわかる。
それにしてもこれ全部が食べられるとは・・・。
また、1階ロビーの一角には陶板でできた「洛中洛外図」の壁画が飾られていた。
これは南蛮文化館所蔵の洛中洛外図の一部写しで、
江戸時代初期の京都の市街(洛中)と郊外(洛外)の景観と
四季折々の行事などを含めつつ描いた絵画だ。
その作は屏風の形で製作されているとの事。
ANAクラウンプラザホテル京都の全く北隣りには
2020-12-8付ブログで詳しく紹介したザ・ミツイ・京都がある。