Dance×3!

~ひよこの武道館(仮)~

DVD『regress or progress '96-'97』

2022年07月04日 | Mr.Children~映像作品~

たぶんこれまでこのブログに残してなかったもの。

『regress or progress』のこと。

 

私と友人MがMr.Childrenにドハマリした『空』ライブの翌年から開催されたアルバムツアー。

我々は必死の電話攻撃で無事参加できたわけですが…

『空』もですが、このツアーのチケット半券等々何も残ってない…という…

そう、今でこそMr.Childrenに限らず自分が観たものの名残を残すようになりましたが、

昔の私はそのへんがとんと無頓着で。

このツアーの日程。

えーと…

ワタシ ガ イッタノハ ドノヒ?

ええ、そんな感じなのです…


11月の大阪城ホール?1月の大阪城ホール?

いや…神戸か?

どの日かさっぱり思い出せません。

ま、もう今さらジタバタしても仕方ない。

 

っていうか

ナニ?このツアースケジュールは??

 

12ヶ所55公演ですって。

 殺人的だな…

いくら「ミスチル現象」が巻き起こっていたとはいえ…

真駒内なんて… ヒエーーーーーー

若さはあっただろうけど…これは…ほぼやけくそにならないと…

 

とはいえ、私も当時はそんなことまで考えず、ワーワーキャーキャー言ってたので同罪ですが

で、

そんなツアーの東京ドームファイナルを収録したこのDVD。(このあとに活動休止を発表)

6月24日がアルバム『深海』の発売日(1996年)だったこともあり、久しぶりに鑑賞しました。

 

ツアーコンセプトは

「Out of Deep Sea」「深海からの脱出」

だったわけですが…

実際は「深海」真っ只中。

桜井さんの目がね、もう…あの頃の目。

目に表情がないんだよね…

あーーーー

彼らの「今」を知ってるから観れるけどさ…

なかなかヘビーだわ…

そう。

このDVDは軽はずみでは観れない。そんなやつなのです。

 

『regress or progress』

01.Opening
02.旅人
03.ラヴコネクション
04.傘の下の君に告ぐ
05.Round About~孤独の肖像~
06.Dance Dance Dance
07.抱きしめたい
08.(MC)
09.my life
10.Dive
11.シーラカンス
12.手紙
13.ありふれたLove Story~男女問題はいつも面倒だ~
14.Mirror
15.Making Songs
16.名もなき詩
17.So Let's Get Truth
18.臨時ニュース
19.マシンガンをぶっ放せ
20.ゆりかごのある丘から
21.虜
22.花ーMément-Moriー
23.深海
24.Brand new my lover
25.タイムマシーンに乗って
26.everybody goes~秩序のない現代にドロップキック~
27.ALIVE
28.Everything(It's you)
(encore)
29.ボレロ

 

このツアーといえば、アルバム「深海」をそっくりそのままやったこと。(M10~M23)

この時のこと、めっちゃ覚えてる。

Dive~シーラカンス~手紙~ありふれた~あたりで

「あれ?これってアルバムの曲順じゃない?」って。(ハマった私の底力。笑)

だから次は何の曲がくるか分かるんだけど…引き込まれる「深海」の世界…

 

で、その前後はなんともまあ激しい…

あの田原さんのプレイもけっこう激しい。

CROSS ROADはもちろんのこと、innocent〜も Tomorrow〜もない。

そんなセトリをただただ「カッコイイ」と思っていた私。

そして実際私好みのカッコイイ曲の宝庫です。

 

これも覚えていることなんだけど、

ステージ後方にはスクリーンがあったんだけど。

彼らはほぼ映されなかったんだよね。

たぶんあれはあの頃の桜井さんの「壁」だったんだな…

当時は『抱きしめたい』のときにようやくババーンと桜井さんが映って「キャーー」ってなってた。

で、そのとき桜井さんは桜井さんぽく笑顔も交えながら話をしてくれてたから…

我々はどっぷり楽しめたんだろうなぁと思う。

 

で、その『抱きしめたい』『my life』はフロント3人が椅子に座って演奏しているのですが…

坊主頭ナカケーがすこぶるカッコイイ

MCは消費税のこと。(96年4月から5%に上がる話)

時折、横を向いてナカケーや田原さんに確認するとか…これがけっこう新鮮。

…しかし。

なんだかんだで『my life』を歌うときは切手代の話だな…笑

 

『Dance Dance Dance』

この曲中にメンバー紹介。

これがまた…若い。

♪ロンリープレイ~♪を連呼してからの

「ストーーップ」

 

オホーーー

いや…なんだろう…これはこれでたまに観たくなるかも

最初に紹介されるナカケーのベースもカッコイイし。

 

『深海』ゾーン

あらためて思うのは

『マシンガン~』も二度とライブで聴くことはないであろう『ゆりかご~』も。

やっぱりこの時だからこその気迫や感情がみえる。

『名もなき詩』や『花』も「深海」の世界で聴くとまた違う曲に聴こえる。

そして思うのは

「深海」はやっぱりMr.Childrenには欠かせないなぁと。

 

『Brand new my lover』

深海ゾーンが終わると次がコレ。

近未来?いや異世界?で囚われ、カプセルに入れられた桜井さん。

 こういう演出しなくなったよなぁ…

ブラオレの『過去と未来~』が最後くらい?

結局…桜井さんはこういうの好きだったんかなーー?どうなんだろ??

 

『タイムマシーンに乗って』

これもまた今となれば珍しい感じが。

ギターを持ってヘッドマイクをして歌いながらステージを右へ左へ。

いやー新鮮新鮮。

そしてコレ。

「 ワンダフルワ~ルド!」

「アッハッハ!!」

こんなパフォーマンスももう見れないよね、きっと。

 

『ALIVE』

これは私自身が今も昔も好きな曲。

たぶん私の中ではベスト10…いやベスト5に入ってます。

このツアーの後半にこの曲があって

最後に『ボレロ』があって

 

きっとこれが「深海からの脱出(の足掛かり)」なんだろうけど。

最初に書いた通り、この時点では桜井さんはまだまだ深海の中にいて。

でも。

この時期に「ボレロ」や「ALIVE」が出来ていたのも事実で。

明るい未来を諦めてはいなかったんだよね。

それが本当によかった。

 

あれ?

なんかセンチメンタルな記事になっちゃった。笑

とにかく「今」があること。

そして桜井さんの傍にいるのが今も昔もあのメンバーでよかったと。

そんなことをしみじみと感じましたとさ。

 

ちなみにですが。

このツアー、今は「リグプロ」って言うんですよね。

かつては「r or p」って表記してたような…

おばちゃん付いていくの大変ですわ(笑)