Coccoのライブに行ってきました。
『Cocco 25周年ベストツアー 2022 ~其の1~』@Zepp Namba
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圧倒圧巻でした。
とにもかくにもセットリストから。
以下、ネタバレです。
【セットリスト】
01.強く儚い者たち
02.カウントダウン
03.雲路の果て
04.樹海の糸
05.遺書。
06.晴れすぎた空
07.星に願いを
08.風化風葬
09.やわらかな傷跡
10.有終の美
11.BEAUTIFUL DAYS
12.お望み通り
13.Raining
14.海辺に咲くばらのお話
15.藍に深し
16.焼け野が原
17.潮満ちぬ
18.哀想歌
19.羽根 ~lay down my arms~
ベストツアーってだけあって「これでもか」っていうセトリ。
でも「これでもか」はこれだけでなく。
この19曲。
MCなしで2時間弱歌い続けたのです…
なんなの?このヒト…(唖然)
もう観客はただただ固唾をのんでCoccoの世界を見守り、引き込まれていく…
そうこうしているうちに右へ左へお辞儀をして、颯爽とステージから去るCocco。
観客がハタと我に帰ったときにはライブは終わっている…
そんな感じのライブでした。
あの細いカラダから出されているとは思えない声量。
そして熱量と感情。
慈悲と慈愛。
叫びと祈り。
それが最初から最後まで。
毎回のことながらそのすごさに震える。
今回はさらに倍って感じで。
「風化風葬」~「やわらかな傷跡」なんてすごかったなー(涙)
「Raining」の歌い始めが優しく柔らかくてもう…(涙)
で、まあホント圧倒圧巻だったんですけど。
全力すぎて心配になる、というか。
うん。
Coccoに関してはこれがあるんだよね。
「無理してるんじゃないか」
「本当は不本意なんじゃないか」
元々「ベストツアー」ってやつは好きではなさそうだしね。
19曲をノンストップでやったのも、そう考えるとヒヤヒヤしちゃう。
でもね。
彼女もプロだから自分でいろんなバランスはとっているはず。
だから余計な心配はやめようかな、と。
そうそう。
会場に入ってからの開演前アナウンスをCocco本人がやってました。
アナウンスが始まったとき、すぐに分かったよね。
たどたどしいし、
「この声、この訛り方…こっこやん(笑)」って。
そして極めつけ。
「まもなく開演です。」と締めくくったあと…
「開演5分前ですって言わんで良?(言わなくていいの?)」
そのときに観客全員Coccoだと気づき、笑いが。
あれはCoccoからのサービスというか気遣いだったのかな。
この後始まるライブではひと言も話すつもりがないし、
そのことで心配するファンがいるだろう、ってことを見越したパフォーマンス。
実際、あの声が聞けたことで安心した部分はあったもんね。
今回のツアーには「其の1」とついています。
はてさて「其の2」はどんな形であるんだろう?
っていうか。
あるんかな?
ま、Coccoに関しても自分のペースで納得のいく活動をしてもらえたら、と思います。
ちなみに今回もライトは主にステージ後方から当てられていたので、
Coccoの顔や表情はほぼ見えませんでした。