今年度のアカデミー賞作品賞受賞映画「アルゴ」を観てきました。
作品賞を獲得するのも納得の映画。
派手なアクションが好きな人には向かないかも。よく「人質を救出」なんていうと、特殊部隊みたいな人たちが潜入して…ってなるけれども、主人公は頭を武器に脱出させるもんで。ドンパチはないです。若干あるけど、ないです。
実話が基になってるということもあるからかなぁ。かなり真に迫った作品といいますか…イランの群衆がヒステリックに迫ってきたり、
潜伏生活を続けている職員たちの恐怖が伝わってきたり。それがあったからこそ、脱出が成功したときの感動がある。
映画を観てる最中何度も息が止まりそうになったというか、「ひっ」ってなりましたもの。
私は当時の事件を知らないですが、現実に最も近い映像を観たと思う。同じようなことが今も世界のどこかで起こってるというのが怖いね。
ここからは個人的な感想。
ベン・アフレックは渋いね。渋いおじさんは大好き。
米英が絡むといいことがないね。中東・アジア関係は特に。あいつら関わった国や地域をしっちゃかめっちゃかにして、どうにもならなくなったら「俺知ーらね(゜⊿゜)」じゃないか。
さらにアカデミー賞に対する個人的な感想。
助演女優賞と録音賞は「レ・ミゼラブル」が獲ってくれたので満足。アン・ハサウェイは可愛いし、あの演技も鬼気迫るものがあったね。
「夢やぶれて」を絶望と苦悩を混ぜたような表情で歌いきってくれた彼女がラストシーンで見せた安らかな笑顔にやられるよね。
(実はヒュー・ジャックマンが好きだから主演男優賞も期待してたんだけど、「リンカーン」のダニエル・デイ=ルイスが獲得したしねぇ。まだ予告篇しか観てないけど、あのダニエルはかっこいいから仕方なかったのかも。)