記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ブレット・ラトナー監督「ペントハウス」

2014-08-04 19:03:50 | ハ行
こういう軽いノリの映画も好き。(ただし面白いものに限る)

ブレット・ラトナー監督「ペントハウス」。使用人(厳密に言うとちょっと違うんだろうが)たちの下剋上物語。
wikiの説明がすごいな。「クライムアクションコメディーエンターテインメント映画」ってもう何の映画かよく分からないよ。

主演のベン・スティラーが「ナイト・ミュージアム」に出てる人ってのはすぐわかった。(やっとなんとなくこれは誰で何に出てるってのがわかるようになってきた。)
この俳優さん嫌いじゃない。どっちかっていうとタイプ。そういえば「LIFE!」観れてなかったな。

さてさて、展開的には「こういう映画ならこうなるんだろうな」って感じでわかりやすかったから、特筆すべきこともないんだけれども。
イースターのパレード面白そうね。一度現地で見てみたいなぁ。
ところどころ台詞がかっこいい。「鮫は生まれたてでも凶暴です」だっけか。あの弁護士さんの台詞好きだわ。

あーそっかプールねープールに隠すのねーとは思いつつ、あれFBIならすぐ調べればわかったんじゃね?なんて。
いやそれで見つかっちゃってたら面白くないんだけどさ。
あの車はすべて純金だったんだろうか。実際に作ったら金の値段よりも技術的な対価の方がかかりそうだけど。もうちょっと小っちゃい車ならデパートとかの展示品でありそうだよね。純金プラモとかそんな感じで。


蛇足…?
フランス製PLAYBOYってそんなにすごいんだろうか。あとあの兎さんのロゴマーク好きだから小っちゃいとき似たようなデザインのシール買ってもらってペタペタ貼りまくってたんだけど、今考えるとあれはあれでちょっとアレな感じだったのね。
だってさー「エリア88」のミッキーのトムキャットの尾翼にアレ書かれてんじゃん。真も好きだけど、ちっさい時の私は真と涼子よりミッキーとセラに惹かれたもんさ…

ジョナス・アカーランド監督「ホースメン」

2014-07-12 21:22:50 | ハ行
観てる間ずっと女神転生のあいつらが脳内をぐるぐるしてたのは言うまでもない。


ジョナス・アカーランド監督「ホースメン」
今回は時間がなかったため上映時間を基準に選択。90分きっかりだったのこの映画。それにしては面白かった。うん、面白かった。
主人公ブレスリン刑事(デニス・クエイド)が黙示録の四騎士になぞらえた猟奇殺人事件を解決するために奔走するという話。
そういうわけで、ずっと馬にのった骸骨さんたちが脳内を駆け回る駆け回る。

勘の良い人ならすぐに(悪くてもクリスティン(チャン・ツィイー)が出てきたあたりで)オチが読めるはず。
私は開始30分くらいで気付いた。最後イイハナシダナーで終わるとは思わなかったけど。でもそれがいい。
絶望エンドは苦手なんです。

それにしても、ゴスロリ少女の豹変ぶり怖い。チャン・ツィイーが美少女なだけあって更に怖い。
かの有名な「おなかの中に(以下略)」とはまた違うが、「だっておなかの中にいると思わなかったもの」って。怖い。

黒い馬に殺された彼は、もちろんブレスリン刑事をおびきだすために歯が必要だったというのもあるだろうが、飢饉→食べることができない←歯を抜いた、ってことなのかな。あれ生きたまま抜かれたんだろうな。ひえぇ。想像したくもないぜ…。

まぁそんなわけで。映画観たいけど時間がない、という方にはお薦めの映画です。流し見でもなんとなくわかるし。
人によっては若干トラウマシーンがあるかもしれないけど。


蛇足
吊り具ってSMプレイで使うのね…そんな世界のこと全く知らないから思わずググっちまったじゃないか。

クリント・イーストウッド監督「ヒアアフター」

2014-05-26 21:19:19 | ハ行
泣いた。

クリント・イーストウッド監督「ヒアアフター」
たまには普通に有名でわかりやすく良い話で感動で胸がいっぱいになりそうな映画を観たかったので、わかりやすく良い話になるであろう映画を借りてきた。
本当にわかりやすく良い映画だったんだ。良い映画だったんだよ、うん。気持ちよく泣きたい時に観たい。
(世に出たタイミングだけが非常に悪かったんだなぁ…どう考えても連想しちゃうよなぁ)

さてさて、パリの有名アナウンサーと、アメリカの霊能者と、ロンドンの少年。
一見して接点のなさそうな3人が最後の30分で奇跡の出会い!
三者三様につらいこと抱えててさ、でもそれをどうにかしたくて三人がそれぞれ行動したからこそのこの結果。やっぱり行動って大事なのね…
触れれば見えちゃうもんだから、好きな女性にも触れられない…何ともなぁ。好きな人だからこそ、触れて、抱きしめて、感じていたいだろうに。能力が知られれば利用されるだろうし(兄みたいに!)、そうでなけりゃ差別の対象か…。

霊能者の兄ちゃんと少年のシーンがいいのよ!ここでだめだった。目から海水出てきた。お兄ちゃんがさ、「お前はもう一人だ」「僕はもう助けない」って突き放しておきながらさ、「双子は…二人で一人だ」って!お兄ちゃーーーーーーーん!!!!!死んでからも弟思いのいい奴じゃないかよもうつД`)・゜・。・゜゜・*:.。..。.:*・゜
そのあとの弟の吹っ切れた感じがいいよね。良い笑顔だ。

最後のさ、そっと手を握りあうシーン、あれもいいよね。誰にも理解してもらえなかったであろう死後の世界を共有できる人がいて、この人になら触れても大丈夫だ、って思ったからこそのあの手だろ!すっごく、気持ちよく、そして素直に良い気分だよ。
最近あれやこれやと続いててちょっと大変だったから、余計に気持ちよかった。


蛇足
マット・デイモンもわかりやすくイケメンだったね。アナウンサーの姉ちゃんも可愛かったし、双子の兄弟も可愛かったけど、双子の母ちゃんあれ相当レベル高い美人だぞ。隠れ美人。

トミー・ウィルコラ監督「ヘンゼル&グレーテル」

2014-01-13 17:56:23 | ハ行
サンホラのヘンゼルはお菓子で激太りしたけど、こっちのヘンゼルは糖尿病。


トミー・ウィルコラ監督「ヘンゼル&グレーテル」。ジャケットから漂うB級臭と、それ以上に面白い中身。
悪くない、うん、悪くない。

ダメおっさんヘンゼルと割ときつめ美女グレーテルがお菓子の家の魔女を退治した後ウィッチハンターとして活躍し、ある街に雇われたことから物語はスタートします。
ハチャメチャトンデモストーリー系映画だと思ったら予想以上に構成はしっかりしてるし、キャスティングは豪華だし、展開に無理はないし。これをDVDレンタルで100円で観られるのであれば得。
この兄妹、魔女の魔法が効かない体質(おそらく2人の生まれにその理由があるとは思うけど)なので、魔女との戦いは武器&殴り合い。武器のギミックは楽しいよ。もう少し観たかった。で、あとは殴る殴る殴る。VS魔女でここまでガチ殴り合いをしたのってこの2人くらいではなかろうか。それにしてもあのボウガンどんな仕組みなんだろうか。面白い動きをするからくり武器なんだけど、あれ気になる。欲しい。
グレーテルちゃん、おそらくグロ耐性MAXだから、何があっても動じない。でもそれがいい。美人な姉ちゃんが血飛沫を浴びても微動だにすることなく「私この呪い嫌いなのよ」と一言。う~ん恰好( ・∀・)イイ!!
魔女も魔女で、元が美人のクリーチャーって悪くないよね。あのデザインセンス嫌いじゃない。
初めてジャケットを観た時から「これは観るしかない」と思って思ってずっと待ってた映画だったから、その期待を裏切られることなく面白かったから非常に満足。

蛇足
ラスボスにつき従ってた魔女のうちの一人、あれは明らかに馬鹿すぎるだろう。







スティーブン・ポリアコフ監督「ヒトラーコード39」

2013-12-11 21:05:32 | ハ行
ヒロインが割と美人

スティーブン・ポリアコフ監督「ヒトラーコード39」。1939年イギリスを舞台にしたサスペンス映画。
ヒューマンサスペンスだな。戦争と政治の狭間に迷い込み、巻き込まれた一人の女性のお話。
父ちゃんは力のある政治家、弟は外務省職員、妹は宮廷勤めという華麗なる一族の一人(でも養子)の主人公が、父の物置から謎のレコードを発見して…というストーリー。このレコードがなければ、姉はただ一人何も知らず幸せに生活していたんだろう。
ただ、ただこのレコードを発見してしまったばかりに、友人や恋人が死んでしまって、家族から軟禁状態にされ…。
だんだん人間不信になる映画だった。誰が味方で誰が敵なのか。少なくとも家族(と思ってた人たち)は母を除いて敵に近い存在だったのかね。味方に軟禁されるってのもどうもね。
主人公が狂気と不安に追いやられていく様がリアルで怖かった。というかあの妹怖すぎるぜ!不思議ちゃん系美人。絶対あの妹が主犯格で何かやらかすって思ったもん!あれだ、「くまちゃんと遊ぶの~♪」とか言ってテディベアの首をねじ切りそうなタイプ。
熱中すると主人公と一緒に不安の渦に巻き込まれてくぜ!ラストだけどうしたかったのが良く分からなかった。家族ならだれでも良いから再会したかったのかしら。それとも死んだと思われていたところに突如現れて、顔も良く覚えていないような親戚を逆に不安に追いやりたかったのかしら?よく分からん。当の本人の口から真相を聴きたかったというのはあるんだろうけど。
借りて観ても損しない映画ではあるな。時間も適当だし。

そして今回特に蛇足がない。
あえて言えば、1900年代前半の洋装って素敵よね。私好きだわ。