記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ジェームズ・マクティーヴ監督「推理作家ポー最期の5日間」

2014-04-06 16:05:55 | サ行
アイヴァンm9(^Д^)9mザマァ(盛大なネタバレ)


ジェームズ・マクティーヴ監督「推理作家ポー最期の5日間」
観に行きたかったのに逃してしまった映画。

主人公ポーの小説を模倣する殺人が起きて、それを警部と捜査している間にポーの恋人エミリーが殺人犯に攫われて…という映画。
難しいトリックがあるわけでもなく、勘の良い人ならおそらくすぐに犯人はわかってしまうであろう映画。
面白くないわけじゃないよ?一昔前のヨーロッパの、素敵だけどおどろおどろしい雰囲気が良く出てて、その手の世界観が
大好きな人は大好きだと思う。私は好きだ。
ただ、割とグロいので、そういうのが苦手な人はきっついかも。殺人振り子とかね。だんだんと耐性が付いてきている自分が怖いw

それにしてもエミリー!お前あんなん(ポー)が好きだなんてあまつさえ結婚しても良いなんて物好きすぎるだろ!
お嬢様特有の不良に魅かれちゃう何かか?それにしてもポーなの?ポーでいいの?多分生活力皆無だよ?
…なんて余計な心配をしてしまうくらいの心の余裕は持って観ることができる映画。

毒に蝕まれつつも最愛の人を助けだし、公園で一人死んでゆく彼が最後に観たものはなんだったのだろうか。
今まで愛した女性か、今の恋人エミリーか、空をはばたく大鴉か…。
(いやだって一応原題は「The Raven」だしね。)


蛇足
マジでアイヴァンm9(^Д^)9mザマァ
他者に依存することでしか自分を計れない可哀想な奴だったのかもしれないけど。