記憶の場所

観た映画の感想をつれづれなるままに書き連ねるブログ。週1~2本、たまに映画館。

ヴィンチェンゾ・ナタリ監督「ハウンター」

2015-04-04 08:57:26 | ハ行
haunt:(幽霊などが)出る、出没する


ヴィンチェンゾ・ナタリ監督「ハウンター」
脱出ゲーム的な映画。

ループ世界にはまり込んでしまった女の子がそのループから脱出しようとするお話。
主人公リサ(アビゲイル・ブリストン)だけが家族の中で「一日がひたすらループしている」ことに気付く。なんてったってこの一日が終わってくれないとリサちゃん誕生日来ないもんね!
それにしても前回もループもので今回もループものって私がループものをループしてんな。

今回のこれは、もうすでに複数回ループしていることが前提です。リサちゃんの様子を見るとそんな感じ。「昨日も洗濯機を回したわ」「朝食はパンケーキで夜はマカロニチーズ、そして推理ドラマを見るんでしょ。わかってるわよ」ってね。
でもリサちゃんが気付いたことで少しずつループの内容が変わっていきます。そしてその先に待ち受ける驚愕の真実とは…!?みたいな。

前回のループよりは今回のループのほうが断然面白い。ジャンル的にはサスペンス?ホラー?なんだけど、脱出ゲームやってるような気になってくる。まさにリサちゃんにとっては「ループからの脱出」なんだけどさ。
この映画はあまりネタ晴らししないほうがほかの人のためになるから今回はこれ以上ストーリーに触れるのは我慢するけど、この映画は、私は、割と見て損はしないタイプのものだと思う。ほかのレビュー見たら鳴かず飛ばずだったみたいだけど。でもいいよ、これ。
ってかだいぶ冒頭でネタ晴らししちゃってる気がしないでもない。
思ったよりものめりこんで観ちゃってたから、ラストシーンでリサちゃんが無事に誕生日を迎えられた(=ループ脱出!)したときはまず感動するよね。

でも感想書いとかないとあとで忘れるんだよな…ということで文字隠してみました。
そもそも家には美少女ばっかりを狙った殺人鬼が取り憑いていて、その家にうっかり引っ越してしまったリサちゃん一家も餌食かつコレクションにされてしまったってことなんだよな。
ドールハウスが出てくるのは、この家全体が殺人鬼のおもちゃ箱だってことのたとえかな?
そしたら何十年か後(タブレットが出てきてたからだいぶ最近)になってまた一家が引っ越してきて同じように狙われて…一家を救う次いでに殺人鬼の霊をうまいこと懲らしめてしまって(たぶん地獄に引きずり込まれるかなんかしたんだろう)リサちゃん一家も成仏みんながハッピー!ってか。
キリスト圏で成仏って言わないよな。昇天というのが正しいのだろうか。

背景との相性が悪くてうまく隠れてない!(笑)

主人公リサちゃんがかわいい。
お目目パッチリがっちり囲み目ロック少女かわいい。ほっぺぷにぷにしてそうなのがまたいい。
明らかにロックでパンクな女の子なのに自室でクラリネットで「ピーターと狼」練習してるっているそのギャップがかわいい。
まぁそこでエレキギターとか練習されたら風情がないわな。せっかくのしっとり重ーい雰囲気が台無しだわな。


蛇足…
アビゲイル・ブリストンちゃん、有名な子役だったようで、実力もあるそうで「奇跡の人」で舞台デビューしたってwiki先生が教えてくれたんだけど、「奇跡の人」って聞くと「ガラスの仮面」しか出てこないからどうしようもない。


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