神足勝記を追って

「御料地の地籍を確定した神足勝記」を起点として「戦前の天皇・皇室・宮内省の財政について」のあれこれをとりあげる

No.301 運動が人を掴んだ!

2024-10-12 22:53:11 | 君へ
(1)きょうは、日本被団協へのノーベル平和賞授与に関するいろいろな記事を読みました。おそらくみなさんもそうでしょう。
 これまでにいろいろなノーベル平和賞がありましたが、これほど日本や世界を勇気づけたものがあっただろうかと思いました。

(2)ノーベル委員会は次のように述べました。
「被爆者とその証言が、いかにして世界的な広がりを持ったか。いかにして世界的な規範を確立し、核兵器に『二度と、決して使ってはならない兵器』という汚名を着せたか。それこそが、この賞の本質なのです。」
 そしてまた、授賞理由として、次の二つをいいました。
「一つは、核兵器のない世界の実現に尽力してきたこと。もう一つは、核兵器が二度と使われてはならないと証言してきたこと。」
 確かにそうでした。
 ところが、日本は、岸田前首相が軍事費を倍加し、それを踏襲するといっている石破さんは「核共有」を言っている人です。このままいけば核兵器も装備するようになりかねません。アメリカの一翼を担うつもりなのですから・・・。

(3)被団協の受賞に対して、日本政府は、林芳正官房長官が「誠におめでたいことで、心よりお祝いを申し上げたい」と言い、与党自民党は、森山博幹事長が「心よりお祝い申し上げます。」、公明党は、石井啓一代表が「国際世論の形成をリードしてきた市民社会の活動に心から敬意を奉仕ます。」といったそうです。
 なんだかピンボケですね。恥ずかしくてモノが言えないんですね。
 祝うつもりなら、そもそも日本こそが平和国家として世界に核兵器廃絶を発信しなければならなかったはずで、与党の自分たちが率先してやるべきだったのにやってこなかったのです。まあ、お灸をすえられたことになります。だから、まるで他人事みたいな言いようしかできないんですね。そもそも邪魔してきたのではなかったか?

(4)一方、石破茂首相は外遊中のラオスから被団協の田中煕巳(てるみ)氏に電話でお祝いを伝える方向で調整していると出てました。
 しかし、先ほどネット検索をしていたところ、田中さんは、石破首相が言及している「核共有」について「論外だ」と言っています。そして、「政治のトップがそう言っていること自体が怒り心頭だ」といい、さらに「核の恐ろしさを知っているなら本当に考えなさいと言いたい」と述べています。石破さんはどうするのでしょうか?
 
(5)さて、選挙はどうなるでしょうか。裏金議員問題・統一教会問題・防衛費・気候問題・景気・ジェンダー・・・もう進退きわまっています。そこへ被団協へのノーベル平和賞授与で核兵器禁止条約批准などが追い打ちをかけることになるでしょう。
 もうはっきりしているのは、政権交代するしかないということですが、はて、野党はどうですか。公明党と一緒になってツッカイボウをやりたいみたいな野党もありますが、なんとか「堪えがたきを堪え、忍び難きを忍んで」「アベ政治を許さない」で一致してほしいものです。
   
    きょうの月

【コレクション 91 大久保利通】
 これは、大久保についての稀覯本中の稀覯本だったものの復刻のパンフレットです。それについては、下に大久保利謙氏の素一線分を下に載せましたから、お読みください。

    

 この大きさは、A5判、8㌻です。A5判大の用紙4枚分の横長の用紙を二つ折りし、さらにもう一度二つ折りするとできます。
 全体の体裁は、
 1㌻ 上掲
 2~3㌻ 推薦文 大久保利謙 本書はまさに唯一の「実話大久保利通電」である
    *下に載せましたから、お読みください。


 4~5㌻ 目次 大久保の肖像
 6~7㌻ 内容見本
 8㌻ 推薦文 桐野作人 作家 「明治の大宰相」の真実を明かす
       *これは、復刻本にも載せられています。
    観光案内 A5判 332㌻ 定価6000円(予価5000円)
         限定300部(予約増加につき、580部に増刷)
         平成15(2003)年8月 マツノ書店松村久

 以上です。
    
     すっかりシジミチョウのファンに

 きょうは孫の運動会でした。天気も良く、半日を楽しく観覧して過ごしました。
 子供たちは、昔の子供らと同様、元気に徒競走をしたり演技をしていましたが、しかし、その様子を見ていてつくづく思ったのは、あの「降る雪や明治は遠くなりにけり」の心境で、目の前の子らは「もう昔の子とは違う」ということでした。体力的にも、その行動の仕方でも,一挙手一投足がまるで違う・・・と思わざるを得ませんでした。
  子らが駆け よさこい踊る運動会 昭和の子らは 敬老席に     

    
      きょうの西の空


コメント
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