美空ひばり 『花笠道中』 '58.6.3
家もなく妻なく子なく版木なく金もなければ死にたくもなし
林子平作
林子平:「海国兵談」を著す。寛政異学の禁にて蟄居隠遁を命ぜられ、不遇の晩年を過ごす。
上記の辞世は、まれにみる最高傑作である。
辞世の句における風狂と洒脱、諧謔と粋は現在人が忘れたる徳である。
人生の最期に、渾身のギャグを世に放ち、静謐と泰然自若たる風で去っていくのである。
高橋撰評
参考文献:松村雄二著「辞世の歌」笠間書院
林子平作
林子平:「海国兵談」を著す。寛政異学の禁にて蟄居隠遁を命ぜられ、不遇の晩年を過ごす。
上記の辞世は、まれにみる最高傑作である。
辞世の句における風狂と洒脱、諧謔と粋は現在人が忘れたる徳である。
人生の最期に、渾身のギャグを世に放ち、静謐と泰然自若たる風で去っていくのである。
高橋撰評
参考文献:松村雄二著「辞世の歌」笠間書院