ビートたけし氏を総理に推挙したるの賦

百姓慟哭して
地に涙枯れることなし

天の道
地に行われず
天と地は激して
五穀は実らず

今当に
侠を任ずる漢の高祖を待つ

時を得て
見龍の成龍になりて
瑞穂の邦を平らかにせむ


願わくば
君
只大志を天下に彰かにすれば善し

そは
君の徳に
太公望が出で
諸葛亮が
出師表を詠まんとす

猶
川谷の紅海に与するが如し
民は君の徳に帰服せむ

高橋作


意訳：１月18日はビートたけし氏の誕生日であった。
　　　　国政を担う大人物となる。　　　

Siouxsie and the Banshees - Dear Prudence (album version)

Siouxsie and the Banshees - Dear Prudence (album version)

世界における日本

近時の日本の惨状は目を覆うばかりであり
慙愧の念と失望と落胆の連続である。

幕末以降
日本は否応なく世界の荒波に飲み込まれた。

しかし
学者や論客
まつりごとに携わる政治家や行政官、宗教家は無力であった。

その根本的な原因の一つは
学問力が欠落しているからである。

ユダヤ教とそこから発したキリスト教
そして
イスラム教への理解が浅はかで
歪んだ誤解をし続けている。


したがって
そのアンチテーゼとしての西欧近代の思想的始原や本質理解もなされていない。

イギリスのピューリタン革命や名誉革命は
カトリック的普遍主義への反逆であった。

フランス革命は
カトリック教会の支配から逃避したフランスナショナリストの擾乱でありテロである。

ロベスピエールやボルテールは、おろかな世俗主義と傲慢なるプラトン主義に毒されていた。

だからその継承者であるマルクスは
大衆の隷属を前提とした
国民国家なき世界帝国を夢想したに過ぎない。



今
世界に顕現している世界の終わりのメタファーは
阿修羅の道であり
地に天の道が行われていない証左である。

名もなき民百姓が偉大であること
尊いことは自明だ。

しかし
今必要なのは
強引にでも事をなす頼朝公であり
信長公であり平清盛公であり

後醍醐天皇であり天智天武天皇なのである。


逡巡し隠棲している伏龍は世に出るときである。


高橋記