水資源を大量に使用する
水洗トイレや上下水システムは
大量の電力を消費する。
したがって
原発を卒業するための方策は
少ない水で生活することである。
宇宙ステーションで
尿を浄化して
飲料水とするならば
その原理を
地上の各家庭、地域で実施できるはずである。
し尿、炊事洗濯の雑排水の量を
家庭レベルで減らし
濾過、吸着、微生物によって浄化できるなら
大きな合併浄化槽や浄水場
大量の薬剤や活性汚泥の投入は
不要になるはずだ。
もし
竹筒に礫、砂、活性炭などの層を作る
シンプルな浄水器の原理を敷衍し
宇宙ステーションレベルの浄水器を
各自が設置できれば
下水や合併浄化槽に行く前に
綺麗な真水になり
地下水等の保全が
可能なのではないか。
その端緒が
バイオトイレ、コンポストトイレの
研究なのである。
今は
常識とされている
環境、経済、社会のシステムを
ゼロベースで見直すときである。
高橋研究員(環境政策)