最近の
日本における意味不明な事件・事故の頻発は
末法の世である。
一因としては
近代の個人主義と
唯物論からくる
底なしの孤独感に堪えられなくなった人々の
存在の確認作業が
他罰的か自罰的になっていることがある。
カトリシズムの
諸聖人の通功という概念は
あの世の霊魂と
この世の霊魂は
超物理的
形而上学的に
繋がっていることを示唆する。
したがって
ルター氏や
デカルト氏の
神学的・哲学的な
個人主義と孤独は
妄想である。
近代人の絶望は
真実に起因するものではなく
悪の実存に起因する。
悪の実体は
「わたくし嘘をついておりました」と
神と大天使の前で告白するであろう。
おわり
高橋研究員(宗教社会学・人類学)