窯の中の猫がどのようになっているのか不明だが、次回以降に先送りされている課題
克服への検討は『下手な考え休むに似たり』であっても続いている。そのためには取り
敢えず猫を彫っておかなければならない。材質の違いを知るために、前回の椿に加え
檜、榊それにリョウブの3種類の木を材料にした。
檜は独特の臭いがあり、これがいいという人、これが悪いという人に分かれる。成長は
早いほうだから年輪が大きく柔らかい。彫っている感触からこれを炭にしたら『消し炭』
のようになるか、原形を留めないものになってしまうのではないかと思う。
榊はご存知の神様に捧げるもの。猫など彫っていないで枝を売ったほうがお金になるの
だが。。。
榊、リョウブとも硬い木だが生木だから彫りやすい。ともに炭になった場合の実績はある
から、焼く時の包装の仕方により猫の原形は留めるのではないか期待できる。
ドラム缶を使用した簡易窯でもっと低い温度で炭化すれば形は残るだろうが、何とかし
て本物の炭の招き猫を焼き上げ、玄関で温かいお迎え、空気清浄そして何より数十
年物の材料は山からの恵みでご利益もあろう。(写真は後日)
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