乾燥しきった焚き木を使っているので火持ちは悪く、とても朝まで持つま
いと思っていたが、豈図らんや(あにはか)障壁の下には未だ燃え残りの
焚き木がしっかりと残っていた。煙の勢いはよく、ひょっとして枝木に火が
点いているのではと覗いて見たがそれはなかった。焚口、通風孔ともに全
開にして点火を促す。それから約3時間後の9時過ぎ、通風孔の両側を
仮止めが為されており援軍の到着だった。以後、煙と温度の点検、結局
13時に80℃で点火とし焚口閉鎖、木酢液の採取を始める。夕方、77℃
に下がっていたが多少の上下に悩むことはないとし1晩目を越す為に
煙突に小枝、通風孔を焼く50%閉鎖する。前回の操作を模倣したのは言
うまでもない。
最初は一人でなんて大口を叩いていたがいざ始まると不安だらけ、要ら
ぬ心配まで頭を過る。そこに現れた助っ人は実に頼もしく感じる。
不安を口にするだけでも気が晴れるから、これ以上のヘルプはない。
やはり人は一人では何もできないものだ。
人に感謝しながら生きていくことは幸せなことと後期高齢者が今更なが
らの言葉・・・・まるで方丈さんの説教のよう
炭焼きと鯉のぼりのアンマッチは面白い