桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

今季最後の炭焼き開始

2020年03月18日 18時02分36秒 | 活動報告

今日の作業は過日に終えた炭の窯出しと新たな窯立てに加え駐車場の砂

利入れ整備と内容充実の一日。いつものことながら窯出しをする時は、最

初に姿を現した時の全体の姿。炭に灰が多く被っていないか、窯の姿と同

じような形で残っているか、そして量の残り方に異常は見当たらないか等

々。焚口を壊して中を覗くと心配をよそに形、灰の状態共にいい。

取り出す炭の一部に折れはあるが下部の割れは見当たらない。外観から

は温度が上り気味になり力技で抑えたことによる影響はないようだ。前回か

ら敷木の太さを2㌢前後のものに変更したことによる影響も分かりかねる

が、敷木自体はバラバラになることなく形を残している。この窯も温めるの

に2日かけたものでじっくりと乾燥させ炭化したものだからきっといい品質

のものだと思う。

窯出しの総量は304kgとまずまず。3月8日に仕上がってから10日も経って

いるのに窯の中は暖かく30分ほどすると汗ばみ、出し終える頃にはシャツ

の着替えが必要になっていた。

午後からは当初の見込みを覆し過去最高の回数と思われる8回目の窯立

てが始まった。窯の中で炭木を立てている時、駐車場ではダンプが運んで

きた砂利を所々に降ろしてもらい整地が行われていた。

今回は最後の窯だから今までに集めてきた材料の整理も兼ねて、割木や

焚木などに裁断も行う。

4時30分に火入をして一段落ついたところでお茶タイム、雑駁な今後の予

定を確認し今季の全体作業を終了。

炭焼きは桑上・桑下班が担当して炭焼きの大トリをとる。

  焼き上がった窯の内部

  敷木の残り具合

  砂利を入れ駐車場の整備

  残材の処理

  8回目の火入れ準備


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