桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

如月の窯出しと炭焼き初日

2021年02月07日 18時08分40秒 | 活動報告

猫の目天気、朝は曇り、途中は晴れ間あり、夕方再び曇る。1月25日に仕上

がった炭出しと窯立てを行う。一時に比べれば体感気温は大分上がってきた

ものの火がないと未だ寒さを覚える。

集合時間に顔を合わせる場所は薪ストーブ、囲んでお茶を飲みながら近況を

語り合う。一段落したところで作業のブリーフィング、これが桑炭会の事始まり

パターン。違わず今回も同様。

炭を出すために焚口を壊して中を見ると、右側壁面の炭の焼失がある以外、

に異常は認められない。枝の残りもしっかりとしていた。この窯を立てる時、

炭木の上に乗せる枝木は大きな丸太切れや大きな端物を乗せないで小丸

太、枝を中心に乗せたため良質の枝炭が沢山出来ていた。

焼失してしまう窯入り口付近の雑木も丸太のまま炭になっているものもあり、ひ

っとしたらかなりの量になるのではないかと期待させたが、結果はここのとこ

ろのほぼ平均310kgだった。

産出量に大きな変化があれば窯の改修工事の話も具体化するだろうが、それ

ないことから壁や天井の剥がれを気にしながら炭焼きを続けることになりそ

う。炭出しは11時と早目に終わり、続けて窯出しをと思っていたがティータイム

とな以後の作業は午後になった。

窯立て班、材料作り班に分かれて作業を進める。

今回の炭木は大振りで通常の倍はあろうかという強者、それもそのはず頂い

物樫を炭木にしたもの。木の目は柾目のものだったから炭になっても捻

じれたもののように割ると細切れになることはないと思われる。

窯立てを終え火入れは17時20分、いよいよ今季4窯目の始まり。

            右側、壁際に焼失あり

                   左側は正常

      


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