桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

『新拠点の棟上げ』

2014年12月24日 17時55分16秒 | 拠点づくり

桑炭会の本格的な活動拠点になる母屋の棟上げ。お願いしていた大工さんが事前に加

していた材料を並べてクレーン車の到着を待つ。今日の天気予報は曇り・雨と不調、

かも8時過ぎは夕暮れのように暗く雨粒も落ちるのを必死に我慢しているのが見て取れ

る。都合のいい時は素行と天気の具合は比例する、そうで無い時は反比例、今日の場

は作業をしている間は天気に邪魔をされることはなかったから・・・・となる。

重機の力はすごいものだ。人間は省力化を果たすために知恵を働かせ利器を作り上げ

が、そのおかげで多くの方が職を失う矛盾の中で暮らしている。利器の恩恵により私

ちの拠点も着々と組み上げられ形になっていく。夢が形になる瞬間の中にいるのは

心地よい。

屋根まで張りたかったがタイムアップ、明日天気が良ければ一番いい形で新年を迎え

られるのだが・・・・


『新拠点の材料調達』

2014年12月21日 17時25分55秒 | 拠点づくり

久しぶりに炭小屋を覗いてみたら過日、話題になっていた棟に使う長い杉材と、軒下に

は材料らしきものが準備されていた。(13日の作業)暫くの間、不参加だったので浦島太

郎状態にあり今後の活動予定や結果については後報。

今日もぐずついた天気の一日、屋根終いが出来るまではこうした天気の合間を探しての

ことになる。


桑炭会の皆様お元気ですか、いよいよ雪が降ってきました

2014年12月13日 23時48分09秒 | 日記

この間は、木材の切り出し本当にご苦労様でした、山の中で切り倒された本当に太く長い杉の木をこの奥山から、道路付までどの様にして運び出すのかなと思いを巡らしていましたら、なんと、チルホールというウインチにて山から引き出して、丸太を運ぶ台車に乗せて、総動員の力まかせで、ヨイショヨイショと押し出し、車の着く道路まで搬出できました、これで作業は終わりではなく、さらに杉の木の  皮はぎ作業を始めました、建物の用材にするには皮はぎを必ず行うことが必要とのことでした。夕闇せまるころやっと作業が終りました、ご苦労様でしいた。

 

 


『新窯と旧窯の温度推移比較』

2014年12月09日 17時37分10秒 | 活動報告

桑炭会の炭焼きは必ず温度推移を記録しながら作業が進められる。私のような炭焼きを

知らない者でもお師匠さんにくっついて話を聞いたり、こうした数字を説明されると本

当は何も分かっていないだろうが何だか炭焼きが分かったような気になるから素人は恐

ろしい。

旧窯と比較できるだけのデータではないが今回に限っての事とすれば、そんなに大きな

差はないことから新しい窯は役を果たしていると言ってもいいのではないかと思う。

最高温度も350℃まで上昇している点では旧窯の物足りなかったところをカバーしてい

る。(窯を壊す時に分かったことだが、旧窯は煙突近くで壁の内側に亀裂が出来ていて

こから外気が出入りしていた形跡があったから、これも温度上昇を妨げていたとも考

られる)

        ****ブログ臨時休業 12/10~12/21  ******


『炭焼き5日目』

2014年12月08日 17時51分27秒 | 活動報告

 9時過ぎに出かけてみると予想に反して煙突から白い煙(実は水蒸気)が出ていた。そ

れまでのところで籠める作は終了しているだろうと思っていた。窯の温度を測っていたら

当番の人がやって来て事象を説明してくれた。煙突の出口が未だ白くなっていないか

もう少ししてから籠めることになりそうとのこと。

午後一番で覗いてみると9時45分に温度が350℃になった時点で籠める作業を実施、

一連の炭焼き作業の終焉である。旧の窯では350℃には上がることは無くなっていたが

これ位まで温度が上がると良い炭になると聞いた。窯の特性を把握するだけの実績が

いのでこれからのデータと炭の出来具合をじっくりと見極めていく必要がある。

窯が冷えるのに1週間弱はかかるので、それ以後の窯出しが楽しみである。

            見た目には煙は出ていないようだが薄い煙が出ている