桑炭会 島根県伝統の炭焼き 

松江市八雲町で伝統的な八名窯を継承し炭焼き、販売をしています。
メインテーマは自然環境保全。

煙と気圧の関係、炭焼き2日目

2016年02月23日 17時38分15秒 | 活動報告

昨日、夕方に焚き木を一杯入れて一晩は越すはずだったが早朝のチェックでは全て

燃え尽きていた。前回の炭焼きからそんなに日数は経っていないので普段より窯の温

度は高いからこのことに起因する不具合はないと考えられる。再度、焚き木を入れて

『窯の温度を上げる』行程を続ける。温度は直ぐに上昇し11時には75℃、14時には79℃

となり、夕方には枝木への点火となりそう。煙と気圧の関係を調べてみると『気圧が高い

時、煙の温度が高いので密度は低く軽いのですぐに上に行く』とある。今日のような曇

天(低気圧)だと逆に上がり難いから谷間に澱(よど)むようだ。


木出しと窯立て

2016年02月22日 18時59分43秒 | 活動報告

ここのところ猫の目の様に天気が変わり喫緊の予測では今日だけが晴れで再び今

晩から崩れるらしい。昨日まではゆるみ気味な気温から一転して今朝は薄氷の張

る寒さの中、集合すると焚火が出迎えてくれる。暖冬で木炭の売れに影響すると予

想されていた今冬、ここのところ売れ行きが好調で品不足の状態になっている。品

物の確保は急務なので過日、焼き上がった木炭を取り出すことになり、次の窯の準

備の2班に分かれて作業をした。窯出しを終えた班は炭木づくりと窯立て、木出し班

は終日の山仕事。18時前には無事、火入れを終え新しい炭焼きが始まった。

   未だ焚火が恋しい季節

   窯立ての最終

   火入れ



炭小屋の守り神

2016年02月19日 17時00分00秒 | 活動報告

趣味のグループや何かの会の構成員は他業種にわたる場合が多い。桑炭会も同様、

多芸の人がおり様々な場面でその実力を発揮する。

メンバーの一人に神楽の面づくり、舞いを趣味とする人がいる。その腕前を披露とばか

り拠点施設の中に炭小屋の守り神として般若の面を制作してくれた。

私たちの作業や活動が安全に行われるよう見守って貰っている。


材料調達

2016年02月18日 17時14分52秒 | 活動報告

2月14日に籠めた窯は未だ炭出し出来る状態ではなく次の窯の準備として材料の

調達を行う。昨晩からの冷え込みは想像以上で水気のあったところは凍みてしまい、

水気のある時は少しヌカルミ状態になる炭小屋の前もコンクリート貼りのように固まっ

ていた。そうした状況にあるが天気は快晴、残雪は殆ど影響なく樫、楢の、タブの木

を伐採。樫は炭、楢はシイタケ原木(商品)、タブは焚き木と使い道が異なる。しかしこ

れだけでは1窯分に満たないから次回も材料調達となる予定。