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 本は私の人生の友・・・

『ばにらさま』

2021年09月20日 | 

著者 山本 文緒

(本の裏表紙・装画 タカノ綾)

 

いろいろな小説誌に掲載された6話の短編集。

 

「ばにらさま」

僕の初めての恋人は、バニラアイスみたいに白くて冷たい……。

 

「わたしは大丈夫」

夫と娘とともに爪に火をともすような倹約生活を送る私。

 

「菓子苑」

舞子は、浮き沈みの激しい胡桃に翻弄されるも、彼女を放って置けない。

 

「バヨリン心中」

余命短い祖母が語る、ヴァイオリンとポーランド人の青年をめぐる若き日の恋。

 

「20 ✕ 20」

主婦から作家となった私。仕事場のマンションの隣人たちとの日々。

 

「子供おばさん」

中学の同級生の葬儀に出席した夕子。遺族から形見として託されたのは。

 

山本文緒さんは大好きな作家さんで、初期の頃の作品から読んでます。

最近は小説誌をほとんど読まなくなったので、未読の短編ばかりでした。

久しぶりに山本文緒ワールドを堪能しました🙂

こちらも すぐに読みたかったので、図書カードを使って購入…

読了後は図書館に寄贈しました。

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